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倫理及び法令遵守

介護職なら必ず押さえたい!倫理4原則の意味とポイント【倫理及び法令遵守に関する研修】

とも
とも
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。【倫理及び法令遵守に関する研修】を、タイトルのような内容でお伝えします。

筆者(とも)

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

介護仕事は、利用さん人生関わる、責任ある仕事です。

そので「これって本当に正しい対応かな?」「このためなる行動って何だろう?」悩む場面なくありません。

そんなとき、判断よりどころなるが「倫理」です。

倫理は、「はいないこと」守るだけなく、「よりよい支援目指す」ため考え方でもあります。

今回は、介護現場特に大切れる「倫理4原則(自律尊重・善行・危害・正義)」について、意味ポイントわかりやすく解説ます。

日々ケアとき、立ちって考えるヒントなるよう内容届けます。

この記事を読む価値

  • ベテラン職員から新人職員まで学べる内容です。
  • 読み進めるだけで研修にできます。
  • 極力、難しい表現は避けてあります。

 

早速、見ていきましょう。

介護現場求められる「倫理」は?

笑顔の女性介護職とおばあさん

介護現場における「倫理」は、正しくて、どう行動すべ判断するため内面ルール指針ことをいいます。

介護は、利用者さん身体触れたり、生活深い部分わったりする仕事だからこそ、高い倫理求めます。

倫理欠けいると、意図ずし利用者さんつけたり、尊厳損ねるよう行為繋がる可能性あります。

だからこそ、介護プロとして「より良い支援か」考え続ける姿勢重要です。

倫理は、「~はいない」という禁止だけなく、「どう支えるか」「どうより良くなるか」という前向き視点含むものです。

日本介護福祉の「倫理綱領」でも、利用本位支援、自立促進、専門追求、地域福祉貢献、後進育成など、積極により良いケア目指す姿勢ています。

また、この中は「社会働きかける」姿勢など、利用者さん生活向上目指す広い視野まれています。

法令守ること倫理一部まれます。

たとえば「社会福祉及び介護福祉法」では、誠実業務行う義務、秘密保持義務など定めおり、これら法律ありながら倫理責任ともなります。

法令守ることは、信頼ある介護基本です。

倫理4原則は?介護押さえる4

介護現場では、倫理関わる判断日常求めます。

利用者さん希望現実食い違うとき、安全自由どう両立するなど、「倫理ジレンマ」直面することあります。

そうしたとき役立つが、医療・介護現場重視れる「生命倫理4原則」です。

自律尊重利用者さん意思希望できる限り尊重する

善行利用者さんにとって最も良い結果もたらすよう努める

危害利用者さんないよう配慮する

正義・公平すべて公平に、差別なく接する

これらの原則は、介護現場判断ときの“ものさし”なります。

すべて原則完璧満たすことしくも、「できる最善か」考え続ける姿勢こそが、介護倫理です。

今回は、その判断基準として大切な「倫理4原則」について解説ます。

これは、中村裕子著書『新・介護福祉養成講座介護基本Ⅱ』でも紹介おり、介護日々実践直面する悩みジレンマに対し、冷静考えるためのツールになります。

自律尊重(自己決定)

利用者さん意思価値尊重し、その大切支援する考え方です。

たとえ介護考えっても、「自分選びたい」「できること自分したい」といった希望できる限り叶える努力必要です。

たとえば、末期がん高齢が「また仕事したい」希望した場合、本人気持ち寄りい、気持ち安定させる支援も「自律尊重」にあたります。

 善行(なす)

利用者さんやご家族にとって“最良結果”目指すことです。

例えば、行きたいという希望かなえるために、ベッド位置えてから見えるようにしたり、なく自然感じられる工夫するなど、生活高める積極支援善行実践です。

専門知識サービス提供も、この善行まれます。

3. 危害(ない)

身体的・精神ないこと、またはできるだけそれ減らすことです。

たとえば、無理体位変換たり、プライバシーたりといった配慮これに当たります。

また、職員不安表情利用者さん不安させる場合あるため、安心与える意識すること大切です。

認知など、思い言葉にしづらいに対しては、ニーズくみ取り、代弁することも“避ける”行動一つです。

 正義(公平・公正)

すべて利用者さん公平サービス提供する姿勢です。

性別、年齢、障害、経済状況など関係なく、同じよう尊重れる存在です。

たとえば、利用本人希望だけなく、家族意見丁寧取り、関係話し合いながら、そのにとって最も公平ケア提供する努力求めます。

これらの「倫理4原則」は、介護現場起こる迷いジレンマに対して、冷静判断するため支えなります。

すべて完璧守るしくも、「一番良い支援か?」職員同士話し合い、利用者さん立場考え続けること大切です。

倫理は「~はいない」だけなく、「どう支えるか」問い続けるものです。

倫理4原則は、その問い応えるため大切指針となります。

倫理4原則使って考える!現場役立つポイント

介護現場では、さや人手不足など平常心保つ難しいあります。

そんなときこそ、これらの4原則立ち返ることが、自分たちケアが「本当に良いものか」確認する“帰る場所”なります。

どの原則大切すべか」「支援にとって最善か」。

こうした問いを通じて、感情なら冷静判断することできます。

倫理悩みは、一人抱えるものではありません。

ときチーム上司相談し、多角意見出し合うこと重要です。

話し合いによって、新た視点れ、より良い判断できるようなります。

また、職場全体倫理価値共有するためは、以下よう取り組み効果です。

  • 定期研修事例検討実施
  • 日常かけ相談やすい空気づくり
  • 自己知(自分価値感情影響気づくこと)促進

倫理によって感じなります。

その違い認めながら、共通理解つくっていくことが、高い介護つながります。

倫理4原則万能の「正解」ではありませんが、利用者さんにとってより良いケア探るうえ大切道しるべです。

思考止めず、チーム支えながら、利用者さんにとって「いま、一番良いか」考えていしょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

介護現場では、利用さん一人ひとり気持ち状況寄り対応求めます。

そんな日々で、判断とき立ちたいが「倫理4原則」です。

自律尊重・善行・危害・正義という4は、どんな支援本当にそのためなる考えるため道しるべとなります。

もちろん、すべて原則完璧守ること難しいかもせん。

でも、「いま、自分ケアためものか?」「これ本当に安全尊重ある支援か?」考え続ける姿勢こそが、プロとして倫理です。

とき一人抱えまず、チーム話し合いながら、より良い介護一緒目指ていしょう。

それではこれで終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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介護士の資格取得/スキルUP/転職について記事を書きています。 作業療法士/介護福祉士/ケアマネージャー資格等の保有