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非常災害時の対応

【介護施設】非常災害時の対応に関する研修【台風・大雨対策】

とも
とも
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。介護施設で必要な【非常災害時の対応に関する研修】の資料を記事にしました。

筆者(とも)

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

8月、9月は台風が多い時期です。

あなたの働く施設では、台風や大雨の対策はしていますか?

台風や大雨は、利用者さんや職員の命を奪いかねません。

事前準備は必ず必要です。

この記事では、介護施設における台風・大雨への対策についてお伝えします。

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本ブログ記事と同じ内容の動画です。

動画で見たい方は、画像をタップしてください。

非常災害の対応研修

この記事を読む価値

  • 簡単にまとめているので、施設に貼っておき何度も見直すことのできる資料です。
  • できる限り難しい表現は省いています。
  • そのままマニュアルとして活用することもできます。

 

早速、見ていきましょう。

台風・大雨に備える

車が川に流されている

台風や大雨は、毎年大きな災害をもたらします。

介護施設は多くの高齢者を抱えているため、台風や大雨への事前準備をしっかりしておく必要があります。

まずは、次の2つのサイトを定期的に確認するようにしましょう。

これらのサイトを確認し、自施設の地域の状態を確認して、その準備をしていくことが重要です。

普段から準備しておくこと

「もうじき台風や大雨が来る」 と慌てないため 普段から準備できることをあげていきます。

避難場所や避難経路の確認(災害の種類によって異なるため、ハザードマップでチェック)

防災研修を行い、台風・大雨の際の役割分担(安否確認、避難誘導など)を確認する

利用者さんの緊急連絡先を確認する(家族が勤務先の場合、災害時に連絡がつかないことがあるため、複数の緊急連絡先を把握しておく)

事業所周りの側溝や排水ロを掃除し、水はけを良くしておく

土のう・水のうを準備しておく(吸水土のう袋は軽くて扱いやすい)

準備しておく物品は、次のとおりです。

準備物一覧:

  • 飲料水 最低3日分、1人1日3Lが目安
  • 非常食(ご飯〈アルファ米〉、レトルト食品など)、最低3日分
  • 衣類、下着
  • レインウェア
  • 懐中電灯、LEDランタン
  • 携帯ラジオ
  • ヘルメット
  • 予備電池、モバイルバッテリー
  • ろうそく、マッチ、点火棒
  • カセットコンロ
  • 救急用品(ばんそうこう、消毒液、常備薬・処方薬、包帯など)
  • 簡易トイレ(排泄物を凝固剤で固めるタイプがおすすめ)
  • 使い捨てカイロ
  • 毛布
  • 軍手
  • 洗面用具、歯ブラシ、歯磨き粉
  • タオル
  • ペン、ノートなど筆記用具
  • マスク
  • 手指消毒用アルコール
  • 石けん、ハンドソープ
  • ウェットティッシュ
  • 体温計
  • 携帯トイレ
  • トイレットペーパー
  • 生理用品

台風接近時にすること

台風の接近は、だいたい1週間前からわかります。

もし施設の地域に台風が近づく予想であれば、次の項目を確認しましょう。

窓のかぎや雨戸を閉める、古い網戸は外しておく

風で飛ばされそうな物(バケツなど)、倒れそうな物(植木など)を片付ける

屋外の設備・備品を固定する(プロパンガスやテレビアンテナ、看板など)

ポリタンクやパケツ、浴槽などに水をためておく

浸水の恐れがあるときは、トイレや洗濯機、浴室の排水溝に水のうを置き、逆流を防ぐ

強風の恐れがあるときは、雨戸、または窓を補強する(窓ガラスに飛散防止フィル厶等を貼る)

飛散防止対策:

窓の内側に飛散防止フィルムを貼る

窓の内側に飛散防止テープを貼る

窓の内側に養生テープを貼る

窓の内側にダンボールを貼る

避難所にいく場合の注意点

もし避難所まで歩いて行かなければいけない場合、次のような項目に注意しましょう。

雨が弱くなったタイミングを見計らっていく

明るい時間にする

ヘルメットを着用する

絶対に一人で行動しない

けがを防ぐため長袖・長ズボンを着用する

長靴は履かない(水が入ると動きにくいため)

物品はリュックに入れて運ぶ(両手をあける)

水害時の避難ルートと避難方法

水深が浅くても、水流によって車も人も簡単に流されてしまいます。

もし冠水していたら、上階に移動するなどの垂直避難に変えましょう。

冠水が40~50㎝になれば、車も流されてしまいます。

避難ルートが冠水する前に避難しましょう。

避難ルートの選定

平坦で安全なルートを選びます。

高齢者は坂道や階段のあるルートは避け、できるだけ平坦で安全な道を選びます。

また、洪水時には水が流れ込みにくい高台のルートを優先します。

地形を考慮し、浸水しやすい低地や川沿いの道は避け、浸水のリスクが低いルートを選びます。

一つのルートが使えない場合に備え、複数の避難ルートを事前に確認しておきましょう。

避難方法

特に高齢者は移動に時間がかかるため、「明るいうち」「冠水前」に避難を完了することが大切です。

警報が出たら早めに避難を開始します。

避難にはどのくらいの時間がかかるか、を知っておくことも重要です。

実際に歩いてみて、避難場所までの所要時間を確認し、実際に必要な物品等をイメージしてみましょう。

浸水リスクのある場所:

  • アンダーパス
  • 川沿いの道路
  • 水田・水路の近く

おわりに

いかがだったでしょうか。

いざ台風や大雨がきたとき、訓練通りにいかないのが実際です。

介護現場には医療度の高い方や認知症の方もおられます。

その様な方々を、どのように避難場所まで誘導するのかも吟味する必要があります。

よって、できる限りの準備を常日頃から心がけておくことが非常に重要です。

それではこれで終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「他にも【非常災害時の対応に関する研修】の資料をみてみたい!」という方は、コチラの記事をご覧下さい。【介護施設】非常災害時の対応に関する研修【研修資料一覧】

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