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介護福祉士

第38回(2026年1月)介護福祉士国家試験【詳細と対策 おすすめの勉強法】

とも
とも
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。第38回介護福祉士国家試験について、詳細・対策・勉強方法を紹介していきます。

筆者(とも)

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

介護福祉士試験が近づいてきました。

この記事では、おススメの試験対策もご紹介していきます。

早めの情報収集・準備で余裕をもって試験の日程を迎えましょう。

第38回介護福祉士国家試験の概要

レポートを書くのに必死な女性

公益財団法人社会福祉振興・試験センターより介護福祉士試験の概要発表がありました。

1.試験日

令和8年1月25日(日曜日)

2.申込期間

令和7年8月6日(水曜日)から9月5日(金曜日)まで

3.試験地

北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

4.試験科目

①人間の尊厳と自立、 ②人間関係とコミュニケーション、 ③社会の理解、 ⑨介護の基本、 ⑩コミュニケーション技術、⑪生活支援技術、 ⑫介護過程、 ④こころとからだのしくみ、 ⑤発達と老化の理解、 ⑥認知症の理解、 ⑦障害の理解、 ⑧医療的ケア、 ⑬総合問題

5.合格発表

  • 令和8年3月16日(月曜日)試験センターのホームページに掲載(合格者の受験番号を掲載)
  • 令和8年3月19日(木曜日)結果通知発送

合格率予想

まずは、過去の合格率を見てみましょう。

年度受験者数合格者数合格率
第23回(2011年)154.223人74.432人48.3%
第24回(2012年)137.961人88.190人63.9%
第25回(2013年)136.375人87.797人64.4%
第26回(2014年)154.390人99.689人64.6%
第27回(2015年)153.808人93.760人61.0%
第28回(2016年)152.573人88.300人57.9%
第29回(2017年)76.323人55.031人 72.1%
第30回(2018年)92.654人65.574人 70.8%
第31回(2019年)94.610人69.736人73.7%
第32回(2020年)  84.032人58.745人69.9%
第33回(2021年)84.483人59.975人71.0%
第34回(2022年)83,082人60,099人72.3%
第35回(2023年)79,151人66,711人84.3%
第36回(2024年)74,595人61,747人82.8%
第37回(2025年)75,387人58,992人78.3%

介護福祉士国家試験は、第1回から現在までに37回実施されており、その間に合格率は大きく変動してきました。

初期の合格率はおおよそ40%前後で、第1回目は30%台後半という低い水準でした。

しかし、回を重ねるごとに合格率は着実に上昇していきました。

例えば、第19回(平成18年度)では合格率は50%を少し超える程度でしたが、第24回(平成27年度)には63.99%に達しました。

この大幅な上昇は、介護福祉士の受験資格に実務者研修の修了が必須となったことが主な原因です。

これにより、受験生の質が向上し、合格率が上昇したと考えられます。

また、第35回(令和4年度)では技能実習生の受験が本格化し、これが合格率の向上に大きく寄与しました。

技能実習生は、介護福祉士資格を取得しなければ帰国しなければならないため、資格を取る意欲が高く、それが合格率を押し上げた要因となっています。

これらの過去のデータを元に、第38回(2026年1月)の試験合格率を予測すると、おそらく80%から85%の範囲になると予想されます。

第38回介護福祉士国家試験対策

試験対策に必要な情報を5つに分けて解説します。

試験対策に必要なポイント
  1. 試験の解答方法
  2. 介護福祉士筆記試験の試験時間
  3. 合格ラインについて
  4. 受験対策
  5. 過去問が重要な理由

それぞれ具体的に解説します。

① 試験の解答方法

対策の前に介護福祉士筆記試験の出題形式などを確認しておきましょう。

出題形式は五者択一です。

5つの選択肢から「正しいもの」「適切なもの」などを1つ選ぶ感じです。

規定上は「五者択一を基本とする多者選択形式」となっています。

現在のところ多者選択形式では出題はされていません。

解答はマークシートです。

マークシートなので、用語や漢字を正確に書ける必要はないです。

問題数は前の章でも書いた通り125問です。

1問1点ですので125点満点となります。

② 介護福祉士筆記試験の試験時間

介護福祉士試験は午前と午後に分かれています。

午前の科目(100分)10時00分〜11時40分

  • 人間の尊厳と自立
  • 人間関係とコミュニケーション
  • 社会の理解
  • こころとからだのしくみ
  • 発達と老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • 医療的ケア

午後の科目(120分)13時35分〜15時35分

  • 介護の基本
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術
  • 介護過程
  • 総合問題※※4領域(人間と社会、介護、こころとからだのしくみ、医療的ケア)の知識と技術を横断的に問う問題

③ 合格ラインについて

合格するには、次の2つの基準をクリアする必要があります。

1、総得点の正答率が60%程度(問題の難易度によって補正あり)

2、1を満たし、以下の11科目群すべてで得点すること(0点の科目群がないこと)

  • 人間の尊厳と自立(2問)、介護の基本(10問)
  • 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術(4問)
  • 社会の理解(12問)
  • 生活支援技術(26問)
  • 介護過程(8問)
  • こころとからだのしくみ(12問)
  • 発達と老化の理解(8問)
  • 認知症の理解(10問)
  • 障害の理解(問10)
  • 医療的ケア(5問)
  • 総合問題(12問)

合計125問

※2026年の介護福祉士国家英検から【パート合格制度】が開始されます。

詳しく知りたい方は、コチラの記事をご参照ください。

介護福祉士試験 新制度
介護福祉士国家試験に「パート合格制度」が登場!制度の詳細やメリット・課題を徹底解説2024年9月11日に正式に発表された「パート合格制度」が、2026年1月に実施される第38回介護福祉士国家試験から導入されることになりました。 この新制度は、介護職を目指す人やすでに働いている人にどのような影響を与えるのでしょうか。 パート合格制度の仕組みやその背景、メリット・課題について詳しく解説していきます。...

④ 受験対策

とにかく過去問を解くことがカギです。

参考書を片っ端から読むのも役立つかもしれませんが、私が推奨する学習法は以下の手順を繰り返すことです。

  1. 過去問を解く
  2. 間違えた箇所を調べる
  3. 再度その部分を解き直す
  4. もう一度過去問を解く

これを繰り返しましょう。

過去3年分の問題をやるだけでも十分です。

重要なのは続けること。

元気がある日は多めに進め、疲れている日は1日数問だけでもOKです。

休まない習慣を作ることが大切です。

1日休んでしまうと、次の日に取り掛かれなくなる可能性があります。

だからこそ、無理のない範囲で続けることを意識してください。

⑤ 過去問が重要な理由

過去の試験で出題傾向は大きく変わらないことが多く、過去問を解くことで全体的な内容を効率よくカバーできます。

また、間違えた問題を見直すことで関連知識も身につき、自然と理解が深まります。

特に時間の限られた社会人には過去問学習がおすすめです。

過去問を購入する際は必ず最新のものを選びましょう。

制度は毎年少しずつ変化し、3年ごとに大きな改正がある場合もあります。

古い過去問では対応できないことがあるため、惜しまず最新のものを用意してください。

テキスト選びで悩んでいる方は、コチラの記事を参考にしてください。

第38回介護福祉士国家試験 おすすめテキスト
【第38回介護福祉士国家試験対策】おすすめテキスト【過去問・模擬問題】はこれ一択!今から介護福祉士国家試験に向けて勉強を始める方へ。絶対におすすめのテキストと勉強方法をお伝えします。 最初は誰しも「どんなテキストを選ぶべきか」「どうやってスケジュールを組むか」などに悩みます。 そんな方に向けて、不安を解消できる内容となっています。 是非、最後まで読んでみてください。...

今ではスマホアプリも便利です。

無料版でも解説がついており、得点管理機能もあるため、机に向かうのが難しいときに活用すると良いでしょう。

補足:

令和5年度より【人間関係とコミュニケーション】にて「チームマネジメント」という内容が追加されました。(チームマネジメント=目標達成のための運営)

背景としては「介護福祉士養成課程における教育内容の見直し」が行われた際に、介護福祉士の業務において重要なスキルであると認められたからです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

介護福祉士国家試験は年に一度のチャンスです。

職場の先輩や上司から「簡単だよ」という声を聞くことがあるかもしれませんが、油断せずにしっかりと対策を立てて挑みましょう。

試験日は待ってくれません。

「まだ余裕がある」と思う方も、「早めに準備を始めた」という方も、試験日は必ずやってきます。

後悔しないためにも、今できることに全力を尽くしましょう。

皆さんの成功を応援しています!

最後まで読んでいただきありがとうございます。試験当日に向けてしっかり準備し、自信を持って挑んでください。

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