介護の現場では、利用者さんのプライバシーを完全に守ることが難しい場合があります。
でも介護職員はそのことを理解した上で、不必要にプライバシーを侵害しないよう注意し、利用者さんの尊厳を大切にすることが求められます。
職員が「これくらいなら問題ないだろう」と思うような行動でも、利用者さんにとってはプライバシーの侵害と感じられることが多くあります。
もしプライバシーを侵害すると、利用者さんとの信頼関係が損なわれるだけでなく、虐待につながるリスクもあると学びました。
再度、その点を意識して業務に取りかかる必要性を感じました。
そして個人情報についても、いろいろ学ぶことが多かったです。
個人情報の漏洩とは、本人の意思に反して第三者に情報が渡ることを指し、介護施設では日常的な注意が必要です。
特に私が注視したのは、SNSの活用についてです。
SNSによってインターネット上に情報を発信することは、全世界に公開するのと同じであるという認識を持ち、介護施設や利用者さんの情報を軽率に投稿しないよう心がける必要があります。
2. 業務への活かし方
日々の業務では、着替えの介助やトイレへの誘導、排泄介助の際に羞恥心や尊厳を尊重しながら、これまで以上にプライバシーを尊重した声かけや対応を心がけていきたいと思います。
入浴や排泄介助の際は必ず、脱衣所やトイレのドアを閉めたり、カーテンを使用したりすることで、できる限り個室に近い環境を作り、利用者さんのプライバシーを守っていきたいと思います。
転倒のリスクがある利用者さんには、声かけや見守りを行いますが、必要以上に干渉せず、適切な距離感を保つことを心がけます。
また、個人情報に関する書類は鍵のかかる場所に保管し、パソコンやタブレットにはパスワードを設定するなど、情報管理を徹底していきます。
そして利用者さんの情報を、他の利用者さんやご家族、友人に話すことは絶対に避け、施設内での会話や引き継ぎの際も、他の利用者さんに聞こえないよう十分に配慮します。
3. 改善できる点
プライバシー保護に関するマニュアルは定期的に見て、研修にも毎回参加することで、意識を高めていきたいと思います。
まだ個人情報管理に関するチェックリストを使ったことがないので、定期的に自己点検を行うことで、適切な管理が維持できるよう努めます。
さらに、利用者さんやご家族の不安や疑問に対応できるよう、声かけの仕方を工夫していきたいと思います。
当施設でも業務のデジタル化が進みますが、使用中はセキュリティ対策等を忘れず実施していきたいです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
介護事業所で研修を実施した後、感想レポートの提出は必須ではありませんが、多くの施設で取入れられています。
研修を受けるだけでは、知識が定着しにくいことがありますが、レポートを書くことで内容を整理し、自分の言葉で表現することで記憶に残りやすくなります。
さらに、レポートが研修受講の証拠となるため、労基署や行政の監査時に活用できるというメリットもあります。
でも職員からすると、業務が忙しい中で長いレポートを書くことは負担になります。
そこで、この記事のように簡単なフォーマットを用意することをおすすめします。
「学んだこと」「今後活かしたいこと」といった項目をシンプルにまとめることで、負担を軽減しながらレポートを作成できます。
それではこれで終わります。
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