あなたの施設は大丈夫?新人が辞める原因ワースト5と、今すぐチェックしたい職場の危険度
- 新人がすぐ辞めて悩んでいる方
- 指導や教育に不安がある方
- 職場の人間関係が気になる方
- 現場の状態を見直したい方
- 新人定着のコツを知りたい方
介護業界全体が深刻な人手不足の中、新しい仲間を迎えることは、現場にとって最大の「希望」です。
しかし、その希望が短期間で潰れてしまうのは、教育担当者の教え方が悪いからでも、新人の根性がないからでもありません。
「新人が安心して居座れる場所」が用意されていないことが、最大の原因です。
では、現場に潜む「離職の真犯人」をランキング形式で見ていきましょう。
この記事を読むメリット
新人が辞める原因ワースト5

では早速、5位から順位お伝えしていきます!
第5位:聞いていた話と違う「条件のギャップ」
【新人の本音】
「残業なしって聞いていたのに、毎日記録で1時間残っている…」「希望休は月3回って言ったのに、1回も通らないなんて」
求人票や面接で伝えた内容と、実際の現場のルールがズレているパターンです。
介護現場は生き物ですから、突発的な事態はつきものです。
しかし、「最初から嘘をつかれた」と感じてしまうと、新人さんの信頼は一気にゼロになります。
【解決のヒント】
できないことを「できる」と言わない誠実さが大切です。
もし状況が変わったなら、「今は人手不足でこうなっているけど、〇月までには改善する予定だよ」と、見通しをセットで伝えるようにしましょう。
第4位:放置される恐怖「孤独な現場」
【新人の本音】
「みんな忙しそうで声もかけられない。私はここにいていいの?」「何をしたらいいか分からず、ただ突っ立っている時間が一番辛い」
忙しい時間帯、つい新人に「ちょっとそこで見てて」と言って、30分以上放置していませんか?
経験者からすれば「見て学ぶ時間」かもしれませんが、新人にとっては「透明人間になったような孤独な時間」です。
自分の存在意義を感じられない職場からは、足が遠のくのも当然です。
【解決のヒント】
「放置」を「待機」に変えましょう。
「〇〇さんの顔と名前を3人覚えておいて」「このマニュアルのこのページを読んでおいて」と、小さな役割(ミッション)を常に与えることが孤独を防ぐ秘策です。
第3位:誰に聞けばいい?「指導のバラつき」
【新人の本音】
「A先輩にはこう教わったのに、B先輩には『なんでそんなやり方してるの!』と怒られた。もう何を信じればいいのか分からない」
これは介護現場で最も多い「離職の引き金」の一つです。
指導者によってやり方が違うと、新人は常に「正解探し」に怯えることになります。
怒られるのを恐れて質問ができなくなり、ミスが起き、さらに怒られる…という負のスパイラルに陥ります。
【解決のヒント】
「うちの施設の正解」を統一しましょう。
個人のこだわりではなく、マニュアルや動画教材を使って、「誰が教えても同じ基準」を提示する仕組みが必要です。
第2位:相談できない「閉鎖的な人間関係」
【新人の本音】
「挨拶をしても無視される」「特定の人たちだけでヒソヒソ話をしている」「この空気に入っていくのは無理だ」
技術的な悩みよりも、「この人たちと一緒にやっていけるか」という不安の方が、新人にとっては重くのしかかります。
特に、既存スタッフの仲が良すぎたり、逆に派閥があったりすると、新人は「よそ者」として疎外感を感じてしまいます。
【解決のヒント】
「ウェルカム感」を全員で演出しましょう。
新人さんが入る日は、全スタッフに共有し、誰からでも「おはよう、昨日はよく眠れた?」と声をかける空気作りをリーダーが主導してください。
第1位:心折れる「教育という名の放置・ダメ出し」
【新人の本音】
「できたときは何も言われないのに、忘れたときだけキツく叱られる。私はこの職場にとって『お荷物』なんだろうな」
最も罪深い原因は、この「減点方式の教育」です。
新人は最初、できないことだらけです。
それなのに、注意や指摘ばかりが先行し、頑張って覚えたことや、小さな気づかいに対して「ありがとう」「助かったよ」という言葉が欠けている。
【解決のヒント】
教育は「加点方式」で行いましょう。
まずは「今日も来てくれてありがとう」から。
そして「さっきの声かけ、良かったね」という小さな承認の積み重ねが、新人の心に「ここが自分の居場所だ」という根を張らせます。
【セルフチェック】あなたの職場の「離職危険度」診断
原因が分かったところで、今度はあなたの職場を客観的に見てみましょう。
以下の項目に、あなたの職場はいくつ当てはまりますか?
【離職危険度チェックリスト】
- 新人が入ってくることを、当日まで知らないスタッフがいる。
- 教育担当(メンター)が明確に決まっておらず、その場にいる人が適当に教えている。
- 「見て覚えろ」「一度言ったら覚えろ」という空気が現場にある。
- 休憩時間に、新人が一人でスマホをいじり、誰も話しかけていない。
- 研修資料やマニュアルが古いままで、実際の手順と異なっている。
- ベテランスタッフの顔色を伺いながら、新人が仕事をしている。
- 新人の失敗に対して、本人がいないところで「あの人はちょっと…」と噂話が出る。
- 指導者が「自分のやり方」を新人に押し付けている。
【判定結果】
チェック 0〜1個:
【安心!】 素晴らしい職場です!今の温かい雰囲気を大切にしてください。
チェック 2〜4個:
【注意!】 離職の種が芽生えています。早急に教育体制を見直しましょう。
チェック 5個以上:
【危険!】 このままでは新人は定着しません。組織全体の意識改革が必要です!
「辞める原因」を「定着の鍵」に変える3つの特効薬
もし、チェックリストで「危険」と感じたなら、今日からこの3つのアクションを起こしてみてください。
「ウェルカム儀式」の徹底
新人が来る日を「特別な日」にしましょう。
「今日から新しい仲間が来るよ、みんなで助けてあげよう」と朝礼で伝え、新人さんには「あなたが来てくれて本当に助かる、嬉しい」と、全員で伝える。
この「歓迎されている実感」が、何よりの離職防止策になります。
指導の「標準化(動画・マニュアル活用)」
「人によって教え方が違う」をゼロにするために、指導の基準を一つに絞ります。
紙のマニュアルだけでなく、実際の動きがわかる動画教材を活用するのが最も効果的です。
視覚的に正解を示すことで、新人の迷いを消し去ることができます。
1週間に一度の「10分面談」
最初の1ヶ月は、1週間に一度だけでいいので、ゆっくり話を聞く時間を作ってください。
「仕事、慣れた?」ではなく、「今、一番不安なことは何?」と聞いてあげてください。
小さな不満や不安をこまめに吐き出させることで、大きな「辞めたい」に育つのを防ぐことができます。
現場の空気を変えるのは「リーダーの小さな一歩」から
新人が辞める原因の多くは、実は技術的な指導不足ではなく、「心理的安全性の欠如」にあります。
「ここでは失敗しても大丈夫だ」「自分は仲間として認められている」 そう思える環境さえあれば、新人さんは少々の辛いことも乗り越えて、素晴らしい介護士へと成長してくれます。
教育は、技術を叩き込むことではありません。
新人の「居場所」を、あなたと一緒に作っていくことなのです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
「原因は分かったけれど、具体的にどう教育マニュアルを作ればいいの?」 「指導のバラつきを抑える方法を、もっと詳しく知りたい!」
そんな悩みを抱えるリーダーの皆さんのために、心強い味方を2つご紹介します。
教育の仕組み作りと、具体的な指導法なら!
新人が「ここで働きたい!」と思える環境を作るための、具体的な手順やテンプレートが公開されています。
悩める教育担当者のためのバイブルです。 👉 介護士トモブログ – 新人が辞めない職場作りのヒント
指導のバラつきをゼロにする!見本動画の活用
「誰が教えても同じ」を実現するには、動画教材が一番です。
研修でそのまま使える、プロの分かりやすい介助動画や指導のコツをチェックしてみてください。 👉 介護研修YouTubeチャンネル – 現場で使える見本動画集
新人の離職は、あなたのせいではありません。
でも、あなたの手で、明日から変えていくことはできます。
新しい仲間と一緒に、もっと笑顔あふれる現場を作っていきましょう!応援しています。
お知らせ①【介護事業所の必須研修資料一覧(2026年度版)】
介護サービスごとにわかりやすく、情報公表調査で確認される研修と、義務づけられた研修を分けて記載しています。
また、それに応じた研修資料もあげています。研修資料を探している方は、ぜひ参考にしてください。
お知らせ②【介護職の方へ!老後とお金の不安を解消する方法!】
介護職の仕事をしていると、低賃金や物価の高騰、そして将来に対する漠然とした不安がついて回ります。
特に独身の方は老後の生活費や年金に対する不安が大きいのではないでしょうか?
下記のブログは、そんな不安を解消するために実践すべき7つの方法です。
少しの工夫と努力で、将来の不安を減らし、安心した未来を作るための第一歩を踏み出してみましょう! 詳しくはこちらの記事をご覧ください。






