帰宅願望の声かけ対応研修|NG例と正しい関わり【認知症対応研修】
- 帰宅願望への対応に困っている介護職
- 「家に帰りたい」を繰り返す方への対応を知りたい
- NGな声かけと正しい対応を学びたい
- 認知症ケアの研修資料を探している
- 現場ですぐ使える声かけ例がほしい
皆さん一度は「家に帰りたい」「いつ帰れるの?」と繰り返し訴える利用者さんへの対応に悩んだことがあるのではないでしょうか?
特に夕方になると訴えが強くなり、玄関へ向かったり、興奮したりするケースも少なくありません。
つい「今日はここに泊まるんですよ」「帰れませんよ」と説明したくなりますが、否定することで不安がさらに強くなることもあります。
本記事では、帰宅願望が起こる理由から、避けたいNG対応、現場ですぐ使える声かけまで、わかりやすく解説します。
この記事を読むメリット
帰宅願望とは何か/なぜ起こるか

帰宅願望とは、認知症の利用者さんが「家に帰りたい」「ここではない」などと頻繁に訴えたり、実際に自室や施設から外へ出ようとする行為です。
外来患者から入所者にいたるまで幅広く見られ、認知症の中核症状(記憶障害・見当識障害など)と深く関連しています。
そもそも「自分の居心地の良い場所に戻りたい」という気持ちは誰にでも自然なもので、環境に不安を抱くと帰宅願望は起きやすくなります。
特に見慣れない場所にいる不安、居場所がない孤独感が原因で「家族や故郷に戻りたい」という思いが強くなるのです。
夕暮れ時に症状が悪化する「夕暮れ症候群」も有名な要因で、薄暗くなると安心できる自宅に戻りたくなるケースがあります。
主な原因として、記憶障害や見当識障害で自分がどこにいるかわからなくなることが挙げられます。
たとえば入所直後で「ここがどこかわからない」と不安になり、自分を受け入れてくれる故郷や実家へ帰ろうと荷物をまとめてしまうことがあります。
また、日常生活にすることがなく手持ち無沙汰な状態や、人間関係の変化で居場所を失った感情も帰宅願望に影響します。
例えば大阪府の事例では、70代女性C氏が記憶障害で自分の置かれた状況が理解できず「いつ帰るの?」「お父さんに電話しなきゃ」と夕方になると尋ね続けていました。
家庭での日常から離れ新しい環境に戸惑うため、不安を和らげる言葉や居場所作りが求められます。
現場でよくある困りごと(具体事例)
介護施設では帰宅願望が原因でさまざまなトラブルが起こります。
よくあるパターンを事例で示します。
何度も「いつ帰れるの?」と繰り返す:
Aさんは夕方、布団を肩にかけながら「今日はここに泊まるの?早く帰りたい」と何度も質問する。スタッフが「今夜はここで休んで、朝になったらお父さんに連絡しましょう」と答えても、不安はすぐ繰り返されてしまいます。この繰り返し対応には疲弊感が生じ、対応者側も戸惑います。
荷造り・手荷物をまとめようとする:
Bさんの事例では、何年も前の出来事を思い出しながらまるで実際に荷造りをしているかのように衣類を押し入れや枕カバーに詰め込む行動が見られました。これは「本当に家に帰るつもり」であり、本人は真剣ですが、スタッフが静止するとうろたえてさらに不穏に変化することもあります。
突然興奮・徘徊しようとする:
Cさんは突発的に「息子に会いたい、電話して!」と叫びながら、面会者が来たタイミングを狙って玄関から外へ出ようと車いすを漕いでしまいました。スタッフが後方から静かに伴走しても、かえって怒りだし「くびにしてやる!」などと暴言を吐き、他利用者さんに暴力をふるう事態に発展しました。こうした急激な興奮行動は介護事故や他者被害の危険も伴い、大きな困りごとです。
不穏・攻撃的になる:
帰宅願望を強く訴えるときは、不安や焦りで気分が高ぶり、暴言・暴力に繋がりやすい傾向があります。スタッフが否定的・叱責的な口調を取ったり身体拘束をしたりすると、状況はさらに悪化し、認知症自体の進行リスクも高まります。
これらの困りごとは、対応を誤ると悪循環に陥ります。
誤解を招く対応で本人の不安が増大し、対応するスタッフもご家族も疲弊します。
次章でNG対応例とその問題点を具体的に検討し、以降で正しい対応法を見ていきましょう。
NG対応例(やってはいけないことと理由)
帰宅願望に対して、絶対に避けるべき対応があります。
DCネットの解説では、「帰りたい訴えを問題とみなす」「行動を抑制する」「気持ちを無視する」ことは意味がない(してはいけない)と明言されています。
以下に具体的なNG例とその弊害を示します。
「帰れない/帰ってはいけない」と否定する
例)「ここは施設だから無理」「さっきも言ったでしょう、家はもうないんだよ」。
このような否定は入居者さんに「自分の気持ちはまちがいだ」と思わせ、不信感や怒りを増幅します。
認知症では否定されると混乱しやすく、「嘘をつかれた」「話を聞いてくれない」と感じて不穏になります。
たとえば「仕事終わったら家に帰る」と言う方に対し「あなた仕事してないでしょ」「帰りませんから」と否定的に返すと、余計に不安が強まり落ち着かなくなると報告されています。
物理的抑制・閉じ込め
例)ドアに鍵をかける、ベッドに強く押さえつける、身体拘束する
こうした方法は一時的にその場の行動を止められても、本人の不安や帰りたい気持ちは解消されません。
むしろ恐怖感が残り、「捕らわれた」という強いストレスを与えてしまいます。
閉じ込めが露見すれば家族からも大問題となりかねず、尊厳も損なわれます。
DCネットも「無理に抑制しても根本的解決にはならない」と指摘しています。
話をすり替える・ごまかす
例)「今日はもう遅いから明日にしましょうね」「一緒に夕食食べに行こう」などと話題を変える
本人の不安を真正面から扱わず、適当な理由でその場をやり過ごすのも禁物です。
確かに一時的にはその場の帰宅行動を防げても、根本的には不安は残り、直後か翌日には同じ訴えを繰り返してしまいます。
この「その場しのぎ対応」を続けると、入居者さんからも「お世辞でごまかされている」と気づかれ、ますます信頼を失います。
感情を無視する態度・非共感
例)入居者さんが話しかけても無視して別の業務を続ける、「たいしたことない」「また同じこと言って」などと呆れる
認知症の方は周りとの意思疎通が難しい時期もあり、訴えが悲痛なサインになっている場合があります。
気持ちを聞かず放置したり、小馬鹿にした反応をすると、「自分の気持ちは見捨てられた」と感じます。
結果として訴えはさらに過剰になり、抑制が必要な状態に悪化することがあります。
以上のNG例は、本人の視点に立たない対応です。
これらを行うと信頼関係が崩れ、利用者さんは不信感を募らせます。
さらには苦情やトラブルに発展し、現場全体の雰囲気に悪影響を及ぼします。
こうした対応は絶対に避けるべきです。
正しい関わり方の基本原則
帰宅願望への対応で大切なのは、まず本人の気持ちに寄り添い、不安や焦りを和らげることです。
DCネットによれば、認知症の中核症状(記憶や見当識障害)からくる不安・恐怖が主因と考えられるため、不安を緩和して「帰りたい気持ち」を和らげるのが介護目標とされます。
具体的には以下の点を心がけます。
気持ちを受け止める(傾聴・共感):
入居者さんの言葉を批判せず、「○○さん、不安ですよね。ご家族に会いたい気持ちはわかりますよ」と共感を示します。たとえ言っている内容が現実と食い違っていても(例:「家はもうない」と否定せず)、まずその気持ちが当然のものだと認めて安心させることが大切です。優しい口調で「そうですね、お家が恋しいんですね」と言うだけで、本人の緊張は徐々にほぐれます。
理由を共に探る:
「どうして今、おうちに帰りたい気持ちになったのですか?」と穏やかに理由を聞きます。認知症では「行きたいと思った目的や理由には意味がある」という理解が必要です。たとえば「見慣れない場所で不安ですか?」と声をかけることで、本人は「ああ、不安だったんだ」と安心感を得られます。帰宅願望は本人の不安が引き金となるとなるため、まず気持ちを聞いて安心感を抱かせる対応が必要です。
安心感を与える声かけ:
情報を整理して落ち着かせる言葉をかけます。例:「○○さん、お父さんは元気にしていますよ」「今日はここでゆっくり休みましょう」など、事実ベースで安心できる内容を繰り返し伝えます。こうした安心の提供ができれば、数回の繰り返しの後には帰宅願望は次第に収まる傾向があります。
環境・スケジュールの調整:
不安を高める要素を減らします。夕暮れ時には照明を明るめにし、静かな音楽をかけるなど部屋の雰囲気を和らげます。トイレや冷水など身体的要因がないかも確認して解消します。場合によっては外の空気に当たる散歩や日光浴を取り入れ、落ち着く場を提供します。また、長い滞在と思わせないために翌日の予定を伝える(例:「お父さんには明日連絡しておきましょう」)方法も有効です。
活動の提供と役割づくり:
手持無沙汰や役割喪失感が不安に拍車をかける場合、入居者さんに合った役割や活動を持たせます。施設内の簡単な仕事(新聞配りなど)を依頼したところ、帰宅願望や収集行動が改善し生活意欲が向上したという事例もあります。認知症の方にとっても「役割感」は生きがいとなり、不安の緩和に有効です。
チームで一貫した対応:
誰が対応しても同じ対応ができるよう、スタッフ間で「共通の言い回し」や「対応方法」を確認しておきます。日々の申し送りやケア会議でアプローチ方法を共有し、全員で同じスタンスで接することで入居者さんは安心感を得やすくなります。
以上の基本原則に加え、ユマニチュードなどの認知症ケア技法に基づき、視線の合わせ方、握手やタッチなどのアイコンタクトも活用すると効果的です。
最も重要なのは、「帰宅願望=厄介な問題」ではなく、「不安な訴え」であると捉え、安心できる関係を築くことです。
すぐ使える声かけ例(場面別)
介護現場ですぐに使える具体的な声かけ例を、いくつかの場面に分けて紹介します。
例文はあくまで一例ですので、入居者さんの状況や性格に合わせてアレンジしてください。
基本的な共感・理解表明:
「○○さん、家族に会いたい気持ちはよくわかりますよ。おうちに帰りたいですよね」
「そうですね、今ここは知らない場所で不安ですよね。お父さん(お母さん)のこと心配ですよね」
「○○さんがお家を恋しく思うのは当然のことです。私も同じ気持ちならそう思います」
安心情報の提供:
「今日は○○さんはここに泊まられる予定ですよ。ご家族にはすでに連絡済みですよ」
「○○さんのお家はちゃんとありますよ。大丈夫、みんな○○さんのことを待ってます」
「明日の朝、ご家族に電話してみませんか?きっと安心しますよ」
具体的な提案・代替行動:
「○○さん、今すぐおうちに帰れないけど、後で面会に連れて行く計画を立てましょうか?」
「今日はまだこれからお楽しみがありますよ。このあと一緒に○○をしませんか?」(散歩や音楽鑑賞など)
「いま頃お父さん(お母さん)は心配しているかもしれません。今ここで○○さんの様子を聞いてみましょう」
視覚的安心付与:
「ほら、○○さんの居室はあそこにありますよ(周囲に自宅の写真やなじみの物があれば見せる)」
「ここは○○さんのお家ですよ。あそこに○○さんの写真もありますね」
怒りや不穏への対応:
「怖かったですね…(震える声や手を握りながら)大丈夫ですよ、私がついていますから安心していいですよ」
「○○さんがここにいるのは安全のためです。外へは必ず一緒に行きましょうね」
「息子さんの電話なら後で掛けますから、今はまず一息つきましょうね」
言い換えやなだめすかし:
「今はもう暗いから眠くなってきませんか?○○さん、夜はゆっくり休みましょう」
「○○さんの大好きなお茶をいれますね。一緒にお茶を飲みながらお話しましょう」
繰り返し対応時:
「同じお話になりますが、○○さんは大事な人に会いたいんですよね。だから明日までここで休憩して、朝に連絡しましょう」
「何度も言ってくれてありがとうございます、○○さん。でも今日はここでお休みしましょうね(手を握るなど丁寧に)」
これらの声かけをするときは、名前を呼び、低めのトーンでゆっくり話すと効果的です。
また、表情や態度も穏やかにし、十分に相手の目線に立って対応します。
声かけ例を参考にしながら、現場では自分なりの言い回しを工夫してみましょう。
状況別対応例
帰宅願望が起きる具体的な場面ごとに、対応のポイントを整理します。
外出しようとする場面
入居者さんが立ち上がって玄関など外へ向かおうとしたときは、まず距離を詰めて手を差し伸べ(上半身を抱えるように)、静かに伴走・誘導します。
大声や制止は避け、近くを歩きながら話しかけましょう。
例:「○○さん、ここは安全ですよ。一緒に歩きましょう。何を探していたか教えてくれますか?」。必要であれば別のスタッフを呼び、安全な場所に誘導します。
危険を伴う場合はすぐナースコールやご家族に連絡を入れます。
対策として、夜間はポータブルトイレを目に付く場所に配置する、立ち上がりやすい服装を用意する、玄関にセンサーをつけるなど施設環境の工夫も有効です。
怒り・暴言が出る場面
怒りが強いときは正面から「止める」のではなく、落ち着いて対応できるスタッフへ交代するのも手です。
穏やかな口調で「○○さん、驚かせてごめんなさいね。怖い思いをさせたかな」と気持ちを受け止めてから話を続けます。
部屋を少し暗めにし雑音を減らす、他の入居者さんを別室へ移すなど、環境を静かなものにすることも重要です。
暴力行為が起きそうなら無理に留めようとせず、周囲の安全確保を優先します。
怒りには共感的な言葉(「怖いですね、○○さん」)や誠実な謝罪(「ごめんね、こんなに怖い思いさせてしまって」)で安心を促します。
繰り返し訴え・短時間で何度も起こる場面
何度も「帰りたい」と言われると、つい短気になりがちですが、忍耐強く同じ対応を繰り返します。
「先ほども言いましたが…」ではなく毎回丁寧に応対し、基本の声かけフレーズを決めておくと良いでしょう。
会話がなかなか続かなくてもそばに座って相手の表情を見守り、安心させる時間を持ちます。
入居者さんがリラックスできるよう背中を撫でる、ハンカチを渡すなど軽いスキンシップも有効です。
同時に、食事や排泄、服薬など生活の基本要因に問題がないか再確認し、痛みや不快感がないかをチェックします。
これらの原因に気づけば、対応の手掛かりになります。
チーム対応と情報共有(記録・引継ぎの具体様式案)
認知症ケアはチーム戦です。
介護記録や申し送りでの情報共有が重要になります。
具体的な方法例として、以下の記録フォーマットが考えられます。
記録項目例(ケア記録・日誌)
日時・場所:発生した日時と場所(例:7/15 18:30 食堂フロア)
入居者さんの状態:行動・表情(例:興奮気味に両手を振るいながら「帰る!帰る!」と発言)
声かけ内容:実際にかけた言葉(例:「○○さん、今日はここに泊まるんですよ」「ご家族に電話しておきましょう」)
入居者さんの反応:その後の様子(例:声かけ後、一度は静かになったが数分後に再度「帰る!」と繰り返した)
介入・対処:外出の有無、付き添い、家族連絡、服薬など(例:外出試みたため二人で付き添い、家族に状況報告)
コメント:今後の課題や申し送り事項(例:夕方になると強く訴える傾向、Aさんに協力を依頼した)
申し送り・チーム共有
夕方17~18時頃に不穏化する傾向をチームで共有し、この時間帯には看護師と介護士で連携して対応する。
同じ入居者さんへの対応は基本のフレーズで統一する(例:「ここは○○さんのお家ですよ」)。新任や交代スタッフにも引継ぐ。
ご家族へも帰宅願望の頻度や対応策を定期的に報告し、面会時の協力を仰ぐ。場合によっては家族に連絡を取り、面会や電話で安心させることも計画する。
チェックリスト・フォーマット例
発言の内容・頻度、トリガーとなりやすい環境変化、現場対応の効果を記入していく。これにより個別ケアプランでの対策を立てやすくする。
こうした記録・共有を継続すれば、スタッフ間の温度差や情報漏れを防げます。
毎日のミーティングやカンファレンスでも「帰宅願望」に関する記録を確認し、対応方法や本人の反応を振り返る習慣をつけましょう。
研修で使える演習案(ロールプレイ台本・評価基準)
ロールプレイ演習では、講師がシナリオを用意し、参加者が「入居者役」「介護者役」に分かれて実践します。
例えば以下のような台本例を使います。
ロールプレイ例
背景設定:70代男性Aさん(中等度認知症)。新規入所1週間目。入所初日から数回「家に帰りたい」と訴えている。夕食後にトイレから戻った際、「今日は家に帰る日だ、息子に会いたい」と突然立ち上がり、ドアの方へ行こうとする。
入居者役(Aさん):
最初は落ち着いているが、突然「家に帰る、出してくれ!」と叫ぶ。激しくドアに向かおうとする。怒りと不安が入り混じった表情。
介護者役:
まずはAさんの訴えに反応し、上記の声かけ例のいくつかを試みる。説得・怒責せず、落ち着いた口調で対応する。行き先(帰宅)が無理な事情を淡々と説明せず、安心させる方法を探る。
進行例:演技者Aが「家に帰る!」と激しく訴えながら立ち上がる場面から開始。介護者役はその都度対応し、評価者(参加者や講師)が対応のポイントを観察・メモする。最後に全員で良かった点・改善点を話し合います。
評価基準(例)
- 入居者さんの発言・気持ちを否定せずに聞けたか
- 共感的に声かけできたか(「不安ですか?」「家族に会いたいですよね」など)
- 理由や環境を確認しようとしたか
- 安心感を与える言葉・態度が取れたか
- 物理的抑制や叱責をしていないか
- 声のトーンや態度は落ち着いていたか
- 必要に応じて他スタッフと連携して誘導できたか
研修では、NG例と好例のデモンストレーションを見せ、その違いを議論する演習も効果的です。
「間違った対応ではどうなってしまうか」「正しい対応をするとどう安心するか」を実感させることで、参加者の理解が深まります。
チェックリスト
いかがだったでしょうか。
この記事では、認知症の帰宅願望に対する対応方法を整理しました。
改めて要点をまとめ、現場で常に確認すべきチェックリストを示します。
本人の気持ちを否定しない:
帰宅願望は自然な不安の表れです。まず「そうですよね、○○さんは家に帰りたいんですよね」と共感する。
説得・拒絶禁止:
決して「帰れない」と押し付けず、考えや過去の出来事に執着せずに対応します。
不安要因を緩和する:
記憶障害や環境のせいと考え、安心できる言葉と環境作り(照明、静かな部屋など)を優先します。
具体的な声かけを心がける:
入居者さんが安心するような具体的でやさしい言葉(「今日はここにいるから安心」など)を選びます(例:##5参照)。
人員配置と連携:
夕方やナースコール時など帰宅願望が起きやすい時間帯には、複数人で対応できる体制にします。
情報共有・記録:
発言内容、対応の内容と結果をケア記録に詳述し、スタッフ間で必ず共有します(申し送り・カンファ参照)。
家族との連携:
帰宅願望が強い場合はご家族にも事情説明し、協力を仰ぎます。必要に応じて連絡・面会を設定し、安心感を補強します。
定期的な振り返り:
定期的に事例をカンファレンスで検討し、対応策の効果を評価します。状況に合わせてケア計画を見直し、アプローチをブラッシュアップします。
以上のチェックポイントを日常的に意識することで、帰宅願望場面において入居者さんの安心と施設職員の安全を両立させたケアが実現します。
常に「本人がなぜ帰りたいと言っているのか」を考え、その思いに寄り添った対応をスタッフ全員で徹底していきましょう。
お知らせ①【介護事業所の必須研修資料一覧(2026年度版)】
介護サービスごとにわかりやすく、情報公表調査で確認される研修と、義務づけられた研修を分けて記載しています。
また、それに応じた研修資料もあげています。研修資料を探している方は、ぜひ参考にしてください。
お知らせ②【介護職の方へ!老後とお金の不安を解消する方法!】
介護職の仕事をしていると、低賃金や物価の高騰、そして将来に対する漠然とした不安がついて回ります。
特に独身の方は老後の生活費や年金に対する不安が大きいのではないでしょうか?
下記のブログは、そんな不安を解消するために実践すべき7つの方法です。
- 【節約】 これだけでOK!サクッとできる節約テク二ック
- 【資産運用】 低収入でも大丈夫?iDeCo & NISAの超カンタン活用術!
- 【転職】 未経験OK・高待遇!失敗しない介護職の転職術
- 【婚活】 忙しくて出会いがない…独身介護職のための婚活戦略!
- 【お金の勉強】 介護職向けのかしこい資産運用セミナー!
- 【ポイ活】 スマホで簡単!【ワラウ】で楽しくポイ活デビュー♪
- 【副業】 介護職の副業は、これこれ1択!
少しの工夫と努力で、将来の不安を減らし、安心した未来を作るための第一歩を踏み出してみましょう! 詳しくはこちらの記事をご覧ください。






