感想レポート|学んだことと気づき
今回の研修を通じて得た気づきや、業務への活かし方、改善点、そして今後の事故防止対策についてまとめました。
1. 研修で得た気づき
介護現場には、転倒や誤嚥など、さまざまな事故のリスクが潜んでいます。
事故を防ぐには、職員一人一人のスキル向上だけでなく、職場全体での安全意識の向上やチームワークの強化が大事です。
特に、次の点が重要だと感じました。
ヒヤリハット事例の共有が事故防止に役立つ
自分だけでは気づけないリスクも、チーム内で情報を共有することで防ぐことができます。
「小さな見逃し」が大きな事故につながる
些細なミスでも、放置すれば重大な事故につながる可能性があるため、早めの対策が必要です。
事故は100%防ぐことは難しいが、予防は可能
ヒヤリハットを積極的に報告・共有し、事前に対策を取ることで、事故の発生を減らせます。
2. 業務への活かし方
この研修で学んだことを、普段の業務に取入れていく必要があります。
具体的には、次の点を実践していく必要があると感じました。
日々のリスクチェックを徹底
介助の際には、転倒や誤嚥などのリスクを常に意識し、適切な対応を行います。
個人情報の適切な管理
介護職は利用者の個人情報を扱う機会が多いため、慎重に管理し、施設全体で意識を高めます。
事故防止への取り組みを強化
職員同士で情報共有を密にすることで、安全管理をより一層徹底します。
3. 改善できる点
今回の研修を通じて、これまでの業務で改善できる点も明確になりました。
移動時の転倒防止策を徹底する
利用者さんの靴は適切か(ふんだり、スリッパは不適)、移乗介助時の立ち位置や手の位置は適切か、などを再度意識します。
食事中の誤嚥予防を強化する
利用者さんの食事の様子をよく観察し、適切な補助を行うことで誤嚥を防ぎます。
緊急時の対応力を向上させる
心肺蘇生法やAEDの使い方を習得し、万が一の際に適切に対応できるようにします。
事故が起こる前の環境整備を徹底する
事故発生後の対応だけでなく、予防のために事前確認や環境整備を強化します。
4. 事故防止の課題と今後の対策
研修の内容をもとに、「現在の課題」と「今後の対策」を考えましたので記載します。
現在の課題
転倒・転落事故のリスクが高い
まだまだ転倒・転落のリスクが高い介助方法をしている職員が多いです。転倒・転落は死亡リスクもはらんでいることを理解する必要があります。
事故後の適切な対応が求められる
事故が起こった際の対応を統一し、全職員がスムーズに処理できるよう準備する必要があります。
日常業務での細かな配慮が不足している
事故防止のためには、小さな気配りが大切であるため、職員全体の意識を高める必要があります。
今後の対策
リスクマネジメントの徹底
当施設のリスクのある環境を把握し、職員全員で共有することで、事故の発生を未然に防ぎます。
ヒヤリハット報告の推進
事故には至らなかったが「ヒヤリ」とした事例を積極的に報告し、再発防止に努める習慣と文化が必要です。
マニュアルの整備と職員研修の実施
緊急時の対応を具体的にまとめたマニュアルを整備し、定期的な研修を行います。
委員会の設置
安全委員会を設置し、ヒヤリハットや事故の統計や傾向を分析します。
PDCAサイクルの実施
事故防止のための対策を計画(Plan)→ 実行(Do)→ 確認(Check)→ 改善(Act)する流れを継続的に行います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
介護事業所で研修を実施した後、感想レポートの提出は必須ではありませんが、多くの施設で取入れられています。
研修を受けるだけでは、知識が定着しにくいことがありますが、レポートを書くことで内容を整理し、自分の言葉で表現することで記憶に残りやすくなります。
さらに、レポートが研修受講の証拠となるため、労基署や行政の監査時に活用できるというメリットもあります。
でも職員からすると、業務が忙しい中で長いレポートを書くことは負担になります。
そこで、この記事のように簡単なフォーマットを用意することをおすすめします。
「学んだこと」「今後活かしたいこと」といった項目をシンプルにまとめることで、負担を軽減しながらレポートを作成できます。
それではこれで終わります。
お知らせ 当ブログサイトの人気記事の紹介!
介護施設必須研修の研修資料記事 人気ランキング1位
介護事業所の必須研修資料一覧【2024年度から減算に注意!】
介護系資格取得に関わる情報記事 人気ランキング1位
知らないと損!初任者研修/実務者研修取得の費用を無料にできる4つの方法【無料でも怪しくない理由が明確です】
介護系転職記事 人気ランキング1位
【最新2024年版】介護職おすすめ転職サイト・エージェントBEST3【特徴、口コミあり】
また介護現場で働く方で「副業で稼ぎたい」という方に向けて、僕のおすすめな副業方法についてNOTEを書いています(下の画像をクリックすると読めます)。

興味のある方は、是非のぞいてみてください。