こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。退職後も介護職を続けるのであれば、絶対にいい加減な辞め方をしてはいけません。あなたの悪いうわさが流れてしまいます。
介護職員の円満な退職の秘訣とポイント
筆者
記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。
日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。
読者さんへの前おきメッセージ
退職後は、ほとんどの方が同じ地域で介護職として働かれるかと思います。そうなると勉強会や交流会などで再会することもあるし、同じ職場で働く機会が巡ってくるかもしれません。
また同じ地域の介護施設では、管理職同士で交流がある施設が多いです。そんな場合「○○さんという方が応募してきたのだけどどんな人ですか?」と聞かれることもあります。
自分が思っている以上に世間は狭いです。退職はできる限り円満に行うように心がけましょう。
この記事を読む価値
- 円満退職のためのポイントがすべてわかります。
- 退職前に忘れてはいけないことがわかります。
- 「すぐにでも辞めたい、でも円満に終わりたい」という人のための方法もあります。
早速、見ていきましょう。
退職意向の伝え方
おそらく理由を聞かれたり慰留を求められますが、そこは「考えてみます」などと答えて濁していただいてもかまいません。
その1週間後ぐらいに退職届を準備して、施設長や幹部の人に提出します。
すでに準備して持っていくのがポイントです。
「先日、リーダーの○○さんにはお伝えしたのですが…」と切り出しましょう。
そして、相手が退職届を受け取ってしまえば受理されたことになります。
退職届の内容は、 「この度は一身上の都合により、勝手ながら20△△年〇月×日をもって退職いたします」 でOKです。
退職日は雇用契約書に「2週間前までには」とか「1か月前までには」とか書いてるかと思いますので確認しましょう。
もし可能なら3か月前ぐらいに退職届を出しておくと、会社にとってはありがたいかと思います。
3か月あれば人員も補充できます。
印象もよくなる可能性があります。
慰留を勧められずに済む方法
「△△△のように改善していくので、考え直してもらえないか」と上司に言われると、なかなか断りずらいものです。
そのままずるずると同じ職場で働い続けてしまうケースもあります。
ですので、他のキャリアチャンスが待っている、家族の事情、健康上の理由などを挙げることで、上司も納得しやすくなるかもしれません。
例えば、「生活相談員として、次の職場でチャレンジしてみたい」などは良いかもしれません。
また「次の就職先がすでに決まっていて、その生活相談員というポジションで次の就職先は待っている」ことなど退職後の進路や計画を明確に示すことで、上司にあなたの将来の方向性が確定していることを伝えます。
これにより、慰留の余地を狭めることができます。
そして必ず最後には感謝の意を示しましょう。
感謝の意を示すことで、職場での関係を良好なものとして終えることができます。
また上司も慰留よりもあなたの次のステップをサポートしたいと思うかもしれません。
退職届が受理された後に気を付けるべきポイント
「飛ぶ鳥跡を濁さず」 ということわざがあります。
立ち去る者は、自分のいた場所を汚れたままにせず、きれいにしてから行くものだといういましめ、また、引き際はきれいであるべきということです。
自分の業務をどのスタッフに引き継ぐべきかを上司に伺い、漏れがないように少しづつ伝えていきます。
また利用者さんへのあいさつや、ご家族や関係者へのあいさつの時期なども上司と相談しながら行っていきます。
そして自分のロッカーはきれいにして、自分のもの(着替えや化粧品など)を忘れないようにしておきましょう。
最終日には「お世話になりました、ありがとうございました」と全スタッフへお礼を言います。
菓子折り等を持っていくと、なお好印象になりますよ。
当日が休みのスタッフには、勤務表を見て事前に挨拶をして下さい。
退職前に忘れてはいけないこと
退職前に忘れてはいけないことは、「退職時に会社へ返却するもの」と「退職時に会社から受け取るもの」です。
以下、具体的にまとめておきます。
- 健康保険被保険者証(保険証)
- 鍵
- 名刺(仕事中に受け取った名刺もすべて)
- 電車やバスの定期券
- 書類やデータ(自分が作成したデータであっても)
- 離職票(雇用保険の失業給付に必要な書類)
- 雇用保険被保険者証(会社が保管している場合)
- 年金手帳(会社が保管している場合)
- 源泉徴収票
翌日から出勤せずに、且つ、円満に退職できる方法
「数週間から数か月もこの会社で働くのは嫌だ!」という方もおられます。
そんな場合は退職代行サービスを使いましょう。
退職代行サービスとは、職場を退職する際に、手続きやサポートを代行してくれるサービスです。
このサービスを使うことで円満かつスムーズに職場を離れることができます。
退職代行サービスは、通常、以下のような業務を提供します。
1、退職手続き 辞表の作成や提出、退職手続きに必要な書類の準備などをしてくれます。
2、雇用関係の解消 雇用契約の解消に関する手続きや交渉を代行します。 退職手続きや給与精算、退職金の支払いなども含まれます。
3、情報提供と相談 退職に関する情報提供や助言、相談に応じてくれます。 退職に関する法的な規定や権利、福利厚生制度などの情報を提供し、利用者が納得のいく退職を実現できるようサポートしてくれます。
4、キャリアサポート 退職後のキャリアに関するアドバイスや転職支援も行われる場合があります。
退職代行サービスを利用することで、翌日から出社しなくOKです。
それにもかかわらず、雇用主との円満な関係を維持しながら退職を行ってくれます。
気持ちよく、次のキャリアステップに向けて準備することができます。
仲の良かったスタッフや上司には、後ほどLINEや電話で退職理由や感謝の言葉を伝えることもできます。
値段は2万円~3万円程度。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。介護職の退職代行サービス活用術!円満な退職を実現する方法
おわりに
いかがだったでしょうか。
退職となると、誰もがうしろめたい気持ちになります。
退職日までの期間を働くのが苦痛に思えるかもしれません。
ですが、社会人として会社に迷惑をかけるようないいかがんな辞め方をしてはいけません。
また円満な退職をすることで、すがすがしい気持ちで次の職場をチャレンジすることができます。
この記事があなたの退職に役立つことができればうれしく思います。
それではこれで終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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