「うちの病院ブラックじゃない?」と悩んでいる理学療法士・作業療法士は多いです。
そんな人には転職することをオススメします。
でも、いきなり転職といわれても抵抗がある人がほとんどです。
理学療法士・作業療法士のブラック企業診断【ブラック企業で働いている方、すぐに転職しましょう!】
筆者
記事を書いている僕は、回復期病院で6年、その後介護現場で10年ほど働いています。現在は、介護福祉士と作業療法士を取得し、現在は4事業所の統括をしています。まだまだ医療・介護業界ともにブラック企業が多いと感じています。
読者さんへの前おきメッセージ
医療・介護業界はいつまでたっても人手不足です。人手不足だと以下のような状態になります。
僕が働いていた回復期病院では、有給休暇がなかなかとれず、毎年捨てていました。有給がとれないことにヤキモキしていたことがあります。
以前の僕と同じような悩みを抱えている人に、少しでも参考になればと思い執筆していきます。
この記事を読む価値
- あなたが働く職場がブラック企業かどうかわかります。
- ブラック企業なら転職するべき理由がわかります。
- 転職サイトの使いやすさがわかります。
早速、見ていきましょう。
あなたが働く病院又は施設のブラック企業診断
会社の雰囲気がこのような感じであればブラック企業の可能性があります。
1、長時間労働・過重労働
月の残業時間は45時間以内、と「36協定」で決まっています。それを超えている場合はブラック企業の可能性大です。
2.有給がとれない
2019年、労働基準法が改正され、年10日以上有給休暇の権利がある従業員について、最低でも5日以上は有給休暇を現実に与えることが義務付けられました。
3.給料が低すぎる
4.給料の減額がある
5.不明瞭な名目での天引きがある
6.残業代が出ない
固定残業がある、よくわからない役職がついている等の会社はブラック企業の可能性があります。
7.「根性論」、「体育会系」、「ハラスメントに対する意識の低さ」
僕の働いていた回復期病院では、「有給取得は悪」みたいな雰囲気がありました。
人手不足の職場では、この雰囲気はなくならないと思います。
次に理学療法士・作業療法士でよく直面する「うちの会社、ブラックかも…」と感じる場面を上げます。
- 強制的な研修参加がある
- 研修発表者に強制的に任命されるも資料作成時間に手当は出ない。
- 自己研鑽をしろと言うが、全額自己負担
- 「早く帰る=サボっている」という風潮
- 365日体制なので有給がとりにくい等、有給がとりにくい雰囲気がある
- 一部の職員は仕事中に遊んでばっかり、無駄な話ばっかり。
- 独自の意味のないルールを押し付けてくる
- プライドが高い人が多く、ストレスを感じる
- ミスを押し付けられたり、陰口を言われたりする
どうですか?あてはまっていませんか?
責任感のある人ほど転職しない傾向がある
向上心や責任感のある人であればあるほどブラックな環境であっても、転職することをためらいます。
「そうは言っても仕事だし、しょうがない」
「自分がやらないとだれもやらないし」
「そういう会社だからしょうがない」
「頑張っていれば会社が変わるかもしれない」
「役職者になって自分が会社を変えよう」
こんな感じで。
でも、ブラック企業の幹部や経営者の考えは、職員の労働条件よりも自分の考えや売上が優先です。
あなたの仕事ぶりも見ていませんし、あなたの気持ちや考えなど考慮してくていません。
あなたが「上層部へ相談しよう」「経営者に直接直談判しよう」と考えているならおそらく無駄に終わります。
余計な労力を使い、逆に居心地が悪くなるだけです。
僕は昔、数人のスタッフとともに「もっと有給休暇を取得していきたい」と当時のリハ科課長に伝えました。
でもめんどくさそうな態度で「検討します」と言われただけで、何も変わりませんでした。
組織というのは、トップの考えが細部まで浸透しているものです。
もしトップが「理学療法士・作業療法士たちが本気で専門分野に打ち込めるような環境を整えよう」という気持ちがあるなら、すでに変わっているはずです。
「ブラック要素の撲滅」を考えているなら、すでにホワイトになっているはずです。
トップは「債務超過」など大きな危機に直面しない限り、いちスタッフの意見だけでは変わりません。
そして同僚又は上司には理学療法士・作業療法士に向いていない人も実際にいます。
そのような人たちは理学療法士・作業療法士のプロとしての向上心や、患者さんへの施術をさせていただく感謝心などは全く考えず、お金の為だけに働いているのです。
そして、あなたがどのようなアプローチをしても、そのような人たちは考えを変えることはありません。
あなたは、この先もそのような人たちと同じ土俵で働いていたいでしょうか。
ブラック企業で延々と他人にイライラしながら、他人の愚痴を言いながら働いている時間は無駄のほかに言いようがないと思います。
転職が良い理由
もしあなたが、
「とは言うものの、経験も浅くやりたい専門分野もないし、まだ今後のキャリアなんか考えられない」「どの職場でも同じような感じではないのか」と考えているなら、転職エージェントへの登録をお勧めします。
転職エージェントに登録すると、担当のエージェントがつきます。
あなたの現職場の悩みや疑問をすべて聞き出してくれます。
その上で、アドバイスをくれることもあります。
エージェントは心理学も勉強されていて、あなたの理学療法士・作業療法士としての好きな分野や可能性、潜在性を引き出してくれます。
その上であなたに合った職場を厳選し提案してくれます。
もちろん「やっぱり転職はやめておこう」と断っても構いません。
僕自身、転職をしたときは3つほど登録をしていて、残りの2つは断る結果になりました。
その時の反応は「わかりました、また機会があれば~」といった感じです。
今の時代は転職エージェント使う人も多くなって来たので、断る場合でも気にする必要もありません。
おわりに
もし転職を少しでも考えておらえるなら、早くすることにこしたことはありません。
なぜなら40代からの理学療法士・作業療法士の転職は厳しい傾向にあるからです。
リハビリテーション科の責任者は若い人が多く、自分より年上の人を採用したがらないためです。
そして転職する場合、"今後その分野の需要があるのか"も重要になります。厚労省の資料をのせておきますので参考にしてみてください。
ブラック企業で働く人は日本の為、理学療法士界の為にもなっていません。
あなたのように本気で仕事に打ち込みたいという志を持った後輩たちが犠牲になる職場がそのままでよいはずかないからです。
この記事を読んでくださったあなたがブラック企業から転職することで、すこしでも世の中からブラック企業が撲滅されることを願います。
それでは、これで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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