こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。転職先を探している人は、転職先の財務状況をある程度把握しておくべきです。
2022年は介護事業者の倒産と休廃業・解散が過去最多になりました。そして、2023年はさらに増えると予想されています。
先日、こんなツイートをしました。
コロナ禍による“利用控え”、物価高騰などで、2022年は倒産と休廃業・解散が過去最多になった。国の援助もなくなり、2024年の改正でも保険収入は減りそう。特に中小企業は要注意。自分の働く施設の財務状況を把握できるならしておいた方が良い。突然「3か月後に閉鎖します」とか言ってくる可能性もある
— とも@介護士ブログを運営 (@tomoaki_0324) January 31, 2023
コロナ禍による“利用控え”、物価高騰などで、2022年は倒産と休廃業・解散が過去最多になった。
国の援助もなくなり、2024年の改正でも保険収入は減りそう。
特に中小企業は要注意。自分の働く施設の財務状況を把握できるならしておいた方が良い。
突然「3か月後に閉鎖します」とか言ってくる可能性もある
政府は"生産性向上"を名目に、介護施設の大規模化を推進しています。今後は「転職して勤務1年目にして会社が倒産した」なんてこともザラに生じてきます。
【介護施設】転職先の財務状況はある程度把握しておくべき理由【2022年は倒産数が過去最多】
筆者
記事を書いている僕は、回復期病院で6年、その後介護現場で10年ほど働いています。介護福祉士と作業療法士を取得し、現在は4事業所の統括をしています。
日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職にとって必要な情報をシェアしていきたいと思います。
この記事を読む価値
- 2022年がなぜ倒産と休廃業・解散が過去最多になったのかがわかります。
- 2023年の見通しがわかります。
- 転職先を探すうえで必要なことがわかります。
早速、見ていきましょう。
2022年は介護施設の倒産数が過去最多、2023年はさらに増加する予想
2022年は倒産も過去最多の143件を記録し、倒産と休廃業・解散の合計は638件と初めて600件台を超えた。ヘルパー不足や競争激化に加え、コロナ下の感染防止から利用控えが進んだほか、物価高の影響で事業継続を断念する介護事業者も相次いだ。
2024年度は介護報酬の改定が予定されるが、大幅なプラス改定は期待できず、本格化する高齢化社会に備え、介護事業者の経営力強化は重要さを増している。だが、コロナ禍で資金面を含めて体力が疲弊している小・零細事業者も少なくない。コロナ関連支援の縮小も進行し、2023年は先行きの厳しさから休廃業・解散がさらに増加する可能性も高まっている。
ソース記事:東京商工リサーチ
介護施設の倒産と休廃業・解散の要因をまとめる以下のようになります。
- 経営者や職員の高齢化
- 人手不足
- 事業者間の競争の激化
- コロナ禍による“利用控え”
- 感染対策費の増大
- 物価高騰
倒産と休廃業・解散した事業所の要因はこれらの内、一つだけということはありません。
利用控えに続き物価高騰(ガソリン代、水道光熱費、感染対策費用など)によって利益率は下がり、スタッフのコロナ感染などにより人手不足が続き2重苦3重苦になっています。
この他にも東京商工リサーチでは、国の支援策の効果が薄れてきたことも要因のひとつとされています。
「コロナ禍で疲弊している小・零細事業者は少なくない。関連支援策の縮小も進行し、今年は先行きの厳しさから休廃業・解散が更に増加する可能性が高まっている」述べています。
また2023年には2,000品目の値上げが予測されており、更に経費が上昇し、介護事業所の経営に厳しさが一層増します。
2023年もこのままま物価高が続くと小規模事業所を中心に倒産がさらに広がる可能性があるとしています。
よって冒頭でもお伝えしたように、「転職して勤務1年目にして会社が倒産した」なんてことも生じてきます。
転職する場合は、転職先の財務状況を確認しておく必要も出てきます。
財務状況の知り方
普段、現場で働いているあなたは「なんだこれ?」という感じだと思います。
この記事では、これらについての説明は致しません。
大事なのは、健全な運営ができているか、債務超過になっていないか、です。
ちなみに中小企業の医療法人等は財務諸表等は公開はされていません。
社会福祉法人は財務状況をオープンにする必要があるので調べることはできます。
また上場企業も調べることができますが、介護業界で上場している企業は数えるほどしかありません。
「でも調べたとて、よくわからない」という人がほとんどだと思います。
では「面接で聞けば良いか」というと、聞いたところで面接官も知らない可能性もあります。
そもそも面接時に「御社の財務は安全なんでしょうか」なんて聞きにくいですよねw
僕のおススメは転職サイト・エージェントを使うこと。
転職先として選びたい施設の財務状況が安全な事業所かどうかを教えてくれます。
財務状況を公開していない事業主も多いため、もちろん転職サイト・エージェントでも把握できていないこともります。
でも可能な範囲で調べてくれます。
転職サイト・エージェントは以下のような手段で情報を集めてくれます。
今後はより一層、転職サイト・エージェントは転職者に必須のツールになると思っています。
転職サイト・エージェントを使った方が良い理由はこれだけではありません。
その理由は別の記事にしていますので、もしよければご覧ください。【介護職・医療職の転職者必見】転職で失敗しない為には転職サイト・エージェントを使うべき理由
それではこれで終わります。
最後まで読んで
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興味のある方は、是非のぞいてみてください!
いただきありがとうございました。