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転職のノウハウ

介護業界への転職には、大企業が良いのか?!【介護業界の大手企業の特徴を解説します】

次に転職するならやっぱり大企業が良いかな?中小企業と大企業ってどこがどう違うの?介護系の大企業の特徴を詳しく知りたい。
とも
とも
こんな疑問のある人に向けて記事を書きました。

こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。大企業の方が福利厚生面は良いところがあります。キャリア制度や教育面も整備されているところが多いです。

本日のテーマ

介護業界への転職には、大企業が良いのか?!【介護業界の大手企業の特徴を解説します】

筆者

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

当ブログは医療・介護職に役立つ情報向けに作っていますが、介護職を目指す人へ有益となる情報も発信しています。

読者さんへの前おきメッセージ

介護系企業のほとんどは中小企業です。

でも大企業に就職できれば、福利厚生が充実していたり、最新の機器やITを導入していたりと良いことが多いです。

ただしデメリットもあります。この記事では介護系の大企業の特徴について詳しく記載していきます。今後、転職先を探している人に向けて、少しでも参考になればうれしいです。

この記事を読む価値

  • 大企業の割合と中小企業が多い理由を知ることが出来ます。
  • 大企業の特徴を知ることが出来ます。
  • 大企業に勤めるメリットとデメリットがわかります。

 

早速、見ていきましょう。

全体の何割ぐらいが中小企業

%の円グラフ

厚生労働省が公表している「介護事業所等調査報告書」によれば、介護事業所の経営規模別割合は次のようになっています(2020年時点のデータ)

介護事業所の経営規模別割合

1〜19人:約90%

20〜99人:約9%

100人以上:約1%

このデータからもわかるように、介護事業所の大部分が従業員数が少ない中小企業で占められています。

ただし、近年の介護業界には大手企業が参入している傾向もあります。

例えば、長谷工コーポレーション、ソニー、ALSOKなどです。

政府は業務効率化の観点から、組織の大規模化を勧めています。

中小企業よりも大企業の方がスタッフの流動性も上がるし、複数施設がある為ITなども導入しやすくなります。

少ないコストで多くの高齢者をケアできるので生産性があがります。

よって今後は合併などを経て大企業の介護事業所が増えてくることが予想できます。

そもそも介護業界は中小企業が多いのはなぜ?

掌にクエスチョンマークが乗っている
そもそもなんで介護系は中小企業がこんなに多いの?
とも
とも
介護業界に中小企業が多い理由は、以下の3つの要因が考えられます。
介護業界に中小企業が多い理由

1、参入のしやすさ

高齢化に伴い、介護サービスの需要はますます高まっています。

にもかかわらずあまり儲かる業種ではない為、大企業で手を挙げるところがあまりありませんでした。

よって中小企業が参入しやすくなっています。

2、低い資本投資

介護サービスは比較的低い資本投資で始めることができます。

設備や施設の整備に大きな資金が必要な産業と比較して、比較的小規模な施設や設備で事業をスタートすることができます。

特に訪問介護事業などは、ほとんど初期費用は掛からず立ち上げることが出来ます。

3、地域密着のニーズ

介護サービスは地域密着のニーズがあります。

地域の高齢者や障がい者のケアや支援は、地域に密着したサービスが求められます。

そのため、地域に根ざした小規模な中小企業がニーズに応えやすく、信頼関係を築きやすい環境が整っています。

介護施設の大企業ランキング

優勝トロフィー

では次に、介護業界にはどんな大企業があるか、

そしてその売上ランキングを以下に記載します。

順位 企業名 売上高(億円)
ニチイ学館 2.673
SOMPOホールディングス 1.366
ベネッセHD 1.273
ツクイHD 950
セコム 745

 

2021年の介護業界売上高ランキングは、首位がニチイ学館、2位にSOMPOホールディングス、3位にベネッセHDでした。

トップのニチイ学館はTOBにより2020年11月に上場廃止となっています。

引用:業界動向リサーチ

大企業は福利厚生が充実している

大きなビル
大企業ってやっぱり給料は高いんですか?
とも
とも
大企業でも中小企業でも、給料に大差はないイメージです。

調べてみると、正社員の介護福祉士でだったい月給18万円~23万円程度でした。

もちろん同じ会社であっても地域によって給料は変わっています。

以下、3つの公式サイトを載せますので、参考にしてみてください。

ただし、大企業は福利厚生がめちゃくちゃ充実しています。

財形貯蓄制度、資格取得支援制度、従業員向け保育園の設置、豊富な休暇制度など中小企業では難しいような福利厚生があります。

福利厚生って意外と重要視されていないイメージですが、あるのとないのでは全然生活様式が変わってきます。

是非、福利厚生を見比べてみてください!

福利厚生について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。

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大企業は最新の機器やITを導入してる

タブレットとパソコン
とも
とも
大企業の中には、最新の機器やITを導入している企業が多い印象です。

また新たなITの開発などにも携わっている企業もあります。

以下の引用文をご覧ください。

SOMPO HDでは、介護現場で散在するデーターを統合し、介護DXを推進する多様なソフトウェアの開発を行っています。

データの取得、分析により最適なケアプランの作成、状態悪化を予測し、自立支援につながるケアプランの作成などを行います。

また、記録システムの導入でデータの集約と事務作業を効率化し、スタッフの作業負担の軽減も図ります。

その他、ツクイHDもICTの利用促進やIT基盤の強化で、業務効率化を図ります。

ALSOKでは有料老人ホームにおいて、タブレット端末での介護記録の管理のほか、マットレスに設置したセンサーで寝返りや心拍数、呼吸などを測定、健康状態を把握することで早期の異変察知や医療連携を可能にしています。

 

ソース記事:業界動向リサーチ

介護業界は従来からIT導入が進んでいなかった部分もありますが、近年ではデジタル技術の活用やICTの導入が進んでいます。

具体的には、以下のようなIT関連の導入や取り組みが行われています。

  • 電子カルテや在宅モニタリングシステムの導入:利用者の情報を電子化し、スムーズな情報共有やデータ分析が可能になる。
  • モバイル端末やタブレットの活用:現場での業務効率化や情報共有をサポートする。
  • IoT(モノのインターネット)技術の活用:センサーやデバイスを介して、利用者の安全確保や状態のモニタリングを実施。
  • AI(人工知能)や機械学習の導入:データの分析や予測、自動化などを行い、業務の効率化や精度向上を図る。
  • 在宅ケア支援システムの開発:利用者の自宅でのケアをサポートするためのシステムを導入・開発する。

ただし、すべての大企業がこれらを導入しているわけではありません。

業界全体のIT化やデジタル化が進展しているものの、実際の導入状況は企業や施設によって異なります。

なので具体的な企業を検討する場合には、その企業の公式ウェブサイトや報道、求人情報などを参考にし、最新のIT導入状況や取り組みを確認することが大事です。

大企業でキャリアを積むメリット・デメリット

てんびん
とも
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大企業では社員のキャリアアップ支援や教育研修制度が整備されているところが多く、安定した給与水準や福利厚生も充実しています。

また、多岐にわたる業務を担当することができるため、スキルや知識を総合的に磨くことができるメリットもあります。

しかし、大企業にもデメリットはあります。

例えば意思決定のプロセスに時間がかかることです。

中小企業だと【課長→決定】というプロセスで良かったものが、大企業だと【課長→次長→部長→執行役員→取締役会→決定】というプロセスになり時間がかかります。

そういった面で働きにくさを感じるかもしれません。

また、大企業は複数の施設を持っているので、異動が活発に行われます。

キャリアアップの度に異動になったり、人手不足な事業所へのヘルプに頻繁に強いられる可能性もあります。

大企業で働くことはキャリアアップにつながる場合が多いと言えますが、働きにくさなども考え、どちらが自分に合った企業かを選ぶことが大切です。

転職するなら早い段階がおすすめ!

グーサインを出しているスーツを着た男の人
とも
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もし転職を考えるなら、転職活動は早めに始めることをおすすめします。

介護業界は需要が高く、人手不足が問題となっています。そのため、求人数も比較的多く、転職のチャンスも多い傾向があります。

早めに転職活動を始めることで、自分の希望する条件に合う求人情報を見つける時間が確保できます。

また、情報を早めに追い続けることで、良い企業に出会える可能性もUPします。

介護業界は資格や経験を求められるので、必要なスキルや資格を取得するためにも早めに行動することが重要です。

実務者研修や介護福祉士などの資格取得には一定の時間がかかることがあるため、余裕をもって計画を立てることが望ましいです。

働きながら無料で資格を取得する方法

パソコンに向かう女性
とも
とも
言うまでもないですが、介護の資格を取得していると転職にはかなり便利です。

正社員雇用の求人も大幅に増えます。

介護の資格で初めにとる資格は【初任者研修】です。

でも初任者研修を取得するのには1~4か月はかかります。費用は5~10万円程度です。

初任者研修について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。介護職員初任者研修の内容を解説【費用、テスト内容、取得に要する時間、道のり、資格取得後の未来まで】

「そんな時間はない」という人にお勧めなのが、″働きながら無料で資格を取得する方法″を使うことです。

それは以下の3つの方法です。

働きながら無料で資格を取得する方法
  1. カイゴジョブアカデミーの「特待生キャンペーン」を使う
  2. 転職サイト【かいご畑】の「キャリアアップ応援制度」を使う
  3. ハローワークを使う

それぞれ具体的に見ていきましょう。

カイゴジョブアカデミーの「特待生キャンペーン」

まずは、カイゴジョブアカデミーの「特待生キャンペーン」です!

簡単に説明すると、一定の条件を満たすことで資格取得を無料で目指しながら、カイゴジョブアカデミーが推薦する会社で働く、といったものです。

カイゴジョブアカデミーの推奨する会社は複数あり、自分に合ったものを選ぶことが出来ます。

この制度を使って、実務者研修や介護福祉士の取得し、さらに正社員として働くことが出来ます。

詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。初任者研修/実務者研修のスクールはここ一択【カイゴジョブアカデミーはなぜ評判が良いのか?!】他社比較あり

転職サイト【かいご畑】の「キャリアアップ応援制度」

転職サイト【かいご畑】の「キャリアアップ応援制度」を使うこともお勧めです!

これも同様で、資格取得を目指しながら仕事ができる制度です。

この制度は、無資格の状態でも有資格者向け求人に就職することができます。

これがどういうことかというと、一般的な会社は保有資格によって給料が違います。その場合、資格保持者と同様の基本給をいただくことが出来ます。

また、資格手当がある会社ならそれをいただくこともできます。

【かいご畑】の「キャリアアップ応援制度」について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。【最新2023年版】介護職おすすめ転職サイト・エージェントBEST3【特徴、口コミあり】

ハローワークを使う

条件を満たすとハローワークを使って、無料で資格を取得することもできます。

ハローワークは公的な機関であるため安心して利用できます。

デメリットとしては、資格取得までに長期間かかることや、振替受講が出来ないことなどがあげられます。

ハローワークについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。【初任者研修・実務者研修の取得】費用を無料にできるかも!まずハローワークに行くべき3つの理由。

おわりに

ありがとう、と書いている途中

いかがだったでしょうか。

この記事は「あくまで大企業はこのような傾向がありますよ」といった内容です。

詳細は企業によって異なります。

必ずしも大企業であれば処遇面が良いとは限りません。

また、介護業界は人手不足が深刻な状況であるため、中小企業でも高待遇を設定しているところがあるといった事例もあります。

求人情報を比較検討し、自分に合った職場を見つけることが重要です。

それではこれで終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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また介護現場で働く方で「副業で稼ぎたい」という方に向けて、僕のおすすめな副業方法についてNOTEを書いています(下の画像をクリックすると読めます)。

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興味のある方は、是非のぞいてみてください!

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介護士の資格取得/スキルUP/転職について記事を書きています。 作業療法士/介護福祉士/ケアマネージャー資格等の保有