こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。僕は普段、採用担当もしていますが、転職回数は必ずチェックします。そしてその理由も聞くようにしています。
【介護職】転職回数の多い場合は採用に不利になるのか?【結論:どのような施設を選ぶかによります】
筆者
記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。採用担当を5年程度してきた経験から、この記事を執筆します。
読者さんへの前おきメッセージ
「転職回数は採用に不利にならないのか」、転職回数が多い人なら誰もが思うはずです。
採用担当者は、もちろん転職回数は気にします。なぜなら一生懸命仕事を教えたり指導をしても数か月で退職されては苦労が水の泡になってしまうからです。
そして利用者さんやご家族からしても「すぐに職員が辞めてしまうような施設って大丈夫なの?」と不審に思われる可能性もあります。
ただし働く人の6割は転職している時代です。採用担当者も転職回数が多いという理由だけでは不採用にしません。必ず転職理由を聞いてきます。その時に適切な説明ができれば大丈夫です。
この記事では転職回数が多い場合は採用が不利になる理由と、適切な説明方法を具体的に解説していきます。少しでも参考になればうれしいです。
この記事を読む価値
- 転職回数の多い介護職は採用に不利になる理由がわかります。
- 適切な説明方法がわかります。
- 転職回数の多い介護職は転職サイト・エージェントを使うべき理由がわかります。
早速、見ていきましょう。
転職回数の多い介護職は採用に不利になるのか?
転職回数の多い人に対して面接官の心理としては以下の通りです。
- 前職、前々職で問題を起こしたのか?
- 飽きっぽいのか?
- 我慢ができないのか?
- 人付き合いが苦手なのか?
- 気に入らなかったらすぐに辞めてしまう人なのか?
こような理由から、履歴書を見た時点から「長期的な雇用に向いていないのでは」と
いった先入観は入ってしまいます。
大手企業とかになれば書類選考の段階で落とされてしまう可能性も大きいです。
それでも転職はステップアップや今の辛い労働環境から脱却する上で非常に大切なことです。
ではどうすればよいか、お伝えしていきます。
多くの介護施設が人手不足なのは事実
「でも介護施設ってどこも人手不足だから、転職回数なんて関係ないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
確かに"よくある中小企業の介護施設"はいつでも人手不足状態です。
「誰でもいいから現場で働いてくれる人はいないのか?」というイメージです。
このような会社では、「転職回数が多くても現場で経験がある介護職員の求人への応募があれば、是非取りたい」と思います。
人手がいないのに「転職回数が多いから採用しない」みたいなことがあると、次の採用がいつになるか分からなくなります。
人を選んでいるほどの余裕はないです。
なのでこのような会社だと即採用でしょう。
ただし冷静に考えてみると、なぜ"いつでも人手不足"なのでしょうか?
それは常に退職者が出るからですよね。
なぜそんなに退職者が出るのか…。
それには以下のような理由があります。
- 新人教育がシステム化されていなく「見て学べ」的な指導
- 有給休暇がとりにくい
- ハラスメントが起こっている
- サービス残業は当たり前
- 人間関係が悪い
- お局が現場を牛耳っている
中小企業の介護施設では、ではまだまだこのようなことが起こっています。
あなたの働きたい会社はこんな会社でしょうか?
良い会社は退職者がでにくい
介護職員は一般的に、高い負荷とストレスにさらされることが多く、そのために離職率が高くなりがちです。
でも良い介護施設では、従業員の負担を軽減するための取り組みが行われていて、職場環境が改善されています。
例えば、
- 適切な研修や教育の実施
- キャリアプランの構築
- 最新の機器(ICTやロボット)の導入による業務改善
- 適正な給与や福利厚生
などが整備され、従業員はストレスや負担が軽く、モチベーションも高く働いています。
このような介護施設は、従業員が安心して働けるので良い介護を提供することができる傾向があります。
そして入居者やその家族にとっても信頼性の高い介護施設として認知されることが多いです。
良い介護施設は採用計画を立てている
良い介護施設でも退職者は出るし、事業展開のため新規スタッフを募集している場合もあります。
そのような介護施設は採用計画を立てていることが多いです。
「人員が今すぐ必要だから慌てて採用する」というのではなく、「年間〇〇人を採用する」と計画を立てて、しっかり見極めて適切な人材を採用することができるようにしています。
採用方法も様々です。
会社説明会の会場へ参加していたり、ホームページ、SNS、転職サイトなど様々な媒体を使っています。
給料等の条件面だけではなく、「〇〇〇のようなスタッフが働いています。そんなスタッフと一緒に働きたいと思ってもらえるような人材を募集しています」といった感じで、働き方をアピールしていることが多いです。
転職回数が多い人が良い会社に採用されるには
適切な説明方法は、以下のような方法が挙げられます。
1、転職理由を明確に説明する
転職回数が多い人は、その理由を明確に説明することが大切です。
例えば、前職の給与面や労働環境の悪さ、職場の人間関係の悪さなど、具体的な理由を伝えることで、採用担当者が理解しやすくなります。
2、転職回数が多くなった理由を説明する
転職回数が多くなった理由には、あなたのキャリアアップやスキルアップ、職場の評価や成果を上げることによって自分の市場価値を高めることができたなど、ポジティブな要素も含まれます。
このようなポジティブな理由を説明することで、採用担当者にアピールすることができます。
3、将来のキャリアプランを伝える
採用担当者は、長期的な雇用を望むため、将来のキャリアプランについても確認することがあります。
将来のキャリアプランや目標について明確に説明することで、採用の可能性を高めることができます。
4、転職経験を生かせる強みをアピールする
転職回数が多いということは、様々な職場での経験を積んでいるということです。
その経験を生かせる強みをアピールすることで、採用担当者にアピールすることができます。
例えば、様々な環境に適応する能力や、柔軟な対応力などが挙げられます。
これらの方法を活用し、転職回数が多い介護士でも、採用担当者に自己アピールすることが大切です。
もし書類選考があるなら、自己PRの欄に上記のような内容を記載してもよいかもしれません。
自己PRの書き方については別の記事にしています。【テンプレ・例文あり】介護業界で働く人が転職するときの自己PRの書き方を徹底解説!
もし興味があればこちらもご覧ください。
転職回数の多い人は、転職サイト・エージェントを使うべき?
一般的には、転職回数が多い場合でも、転職サイトや転職エージェントを利用することで、自分に適した求人情報を収集することができます。
でも、転職回数が多いというアドバンテージは、転職サイト・エージェントを使っても採用担当者から不安視されることは免れません。
転職サイト・エージェントに相談する際には、自分の状況を正直に伝えることが重要です。
また、過去の転職経験についても、理由を明確に説明することが求められるため、その点についても準備しておく必要があります。
いずれにせよ、上記でお伝えしたような″適切な説明″が必要になります。
ただし転職サイト・エージェントは転職のプロです。
おそらくあなた以外にも転職回数の多い人を担当した経験があります。
あなたの強みを十分に引き出し、転職に有利に働くようなアドバイスやアプローチをしてくれます。
以上のことから僕は転職サイトや転職エージェントを使うことをおすすめします。
僕自身、転職サイトを使って転職に成功した経験もあります。
もし興味があればこちらの記事も読んでみてください。介護職・医療職の転職者必見】転職で失敗しない為には転職サイト・エージェントを使うべき理由
それではこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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