本記事はアフィリエイト・プロモーションを含みます

その他

介護施設の生産性向上研修とは?業務改善と人材育成のポイント解説

とも
とも
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。厚労省の資料【介護現場における生産性向上について】の、ポイントを絞った研修資料を作りました。

筆者(とも)

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

まずはこちらのグラフをご覧下さい。

人材不足を示したグラフです。

介護職員の人材不足を現したグラフ

2025年約32万人、2040年約69万人の介護職員が必要との試算がなされています。

つまり、毎年、約5万人以上の介護職員を確保しなければなりません。

そして、さまざまな産業で人手不足が顕著になっており、人材の争奪戦が激化しています。

リクルートワークス研究所は、2040年には国内で1,100万人の人材が不足し、最も人材が不足する業種として介護を挙げています。

介護業界では、人材不足が深刻化しており、限られた人員で質の高い介護サービスを提供することが求められています。

そこで注目されているのが介護施設の生産性向上です。

本記事では、介護施設における生産性向上研修の概要、業務改善と人材育成のポイントを解説します。

この記事を読む価値

  • 政府が伝えたい「生産性の向上」について理解できます。
  • 簡単な文章で構成しているので、わかりやすく、すぐに読み終えることができます。
  • このまま研修の資料とすることができます。

 

早速、見ていきましょう。

生産性向上の目的

この研修の目的は、次の2つです。

  1. 介護職員の業務負担軽減
  2. 介護サービスの質向上

具体的には、次のような内容です。

業務改善:

現在の業務の流れを見直し、無駄な作業や非効率な部分を減らすことで、職員の負担を軽減し、より質の高い介護サービス提供のための時間を確保します。

テクノロジー活用:

介護ロボットやICTツールを導入し、業務効率化を図ります。

例えば、見守りセンサーや介護記録システムの導入により、職員の負担軽減と記録の正確性向上を実現できます。

介護ロボットについて詳しく知りたい方は、コチラの記事をごらんください。介護アンテナ

ICTツールについて詳しく知りたい方は、コチラの記事をごらんください。Shift Life

人材育成:

介護職員のスキルアップや多様な人材の活用を促進します。

例えば、介護助手の活用や、職員のキャリアパス設計、リーダーシップ研修などを実施することで、組織全体の能力向上を目指します。

キャリアパス設計について詳しき知りたい方は、コチラの記事をごらんください。厚労省HP

組織文化の醸成:

生産性向上に向けた意識改革やチームワーク向上を図ります。

職員間で積極的にコミュニケーションを取り、改善提案を出しやすい環境を作ることで、継続的な改善活動を進めることができます。

この中で、すぐに取り掛かれるのが「業務改善」と「人材育成」です。

これらを具体的に解説してきます。

業務改善のポイント

業務改善は、次の4つの項目で考えていきます。

① ムリ・ムダ・ムラをなくす

介護業務全体を見直し、非効率な作業や手順、偏りなどを洗い出し、改善策を検討します。

② 標準化・手順化

標準的な作業手順書を作成し、誰でも同じレベルのサービスを提供できるようにします。

③ 役割分担の明確化

介護福祉士、介護助手、看護師など、それぞれの職種の役割を明確化し、適切な業務分担を行います。

④ テクノロジーの活用

介護ロボットやICTツールを導入し、業務効率化を図ります。導入効果を最大化するために、適切な機器選定や職員への研修が重要です。

人材育成のポイント

人材育成のポイントは、次の4つです。

① 多様な人材の活用

介護助手など、多様な人材の活用を進め、業務の効率化を図ります。

② スキルアップ研修

職員のスキルアップを目的とした研修を実施します。最新の介護技術や知識を習得することで、質の高いサービス提供が可能になります。

③ キャリアパス設計

職員のキャリアパスを明確化し、モチベーション向上と人材の定着を促進します。

④ リーダーシップ研修

リーダーシップスキルを持つ人材を育成することで、組織全体の活性化を図ります。

生産性向上研修の効果

生産性向上研修を実施することで、次のような4つの効果が期待できます。

① 職員の業務負担軽減

業務効率化により、残業時間の削減や有給休暇の取得促進につながります。

② 介護サービスの質向上

職員がより質の高い介護サービス提供に集中できるようになります。

③ 人材の定着率向上

働きやすい職場環境を作ることで、離職率の低下と人材の定着促進につながります。

④ 介護施設の経営改善

業務効率化によるコスト削減や、質の高いサービス提供による利用者増加などが期待できます。

おわりに

いかがだったでしょうか。

介護施設の生産性向上研修は、人材不足やサービスの質向上といった課題を解決するための重要な取り組みです。

業務改善と人材育成の両面からアプローチすることで、職員が働きやすく、利用者さんも満足できる介護施設を目指しましょう。

参考:厚労省HP

お知らせ 当ブログサイトの人気記事の紹介!

介護施設必須研修の研修資料記事 人気ランキング1位

介護事業所の必須研修資料一覧【2024年度から減算に注意!】

介護系資格取得に関わる情報記事 人気ランキング1位

知らないと損!初任者研修/実務者研修取得の費用を無料にできる4つの方法【無料でも怪しくない理由が明確です】

介護系転職記事 人気ランキング1位

【最新2024年版】介護職おすすめ転職サイト・エージェントBEST3【特徴、口コミあり】

また介護現場で働く方で「副業で稼ぎたい」という方に向けて、僕のおすすめな副業方法についてNOTEを書いています(下の画像をクリックすると読めます)。

見出し画像

興味のある方は、是非のぞいてみて

ABOUT ME
tomoblog
介護士の資格取得/スキルUP/転職について記事を書きています。 作業療法士/介護福祉士/ケアマネージャー資格等の保有