身近に、立ち上がり動作が辛くなってきている人がいる。
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。立ち上がり動作は正しい動作を習得しないと変な癖がついてしまい、どんどん立ち上がりにくくなってしまします。補助具を使って正しい動作を繰り返すことをおすすめします。
【作業療法士監修】おすすめな立ち上がり補助具を紹介【膝痛・下肢筋力の衰え・片麻痺などの人には超便利です】
筆者
記事を書いている僕は、作業療法士として回復期病院で6年ほど働いていました。その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。
読者さんへの前置きメッセージ
言うまでもないですが、立ち上がり動作は非常に重要です。日常生活でも立ち上がる場面は多く、その都度「辛いな」と感じていては気分も落ちていきます。
立ち上がり動作はリハビリとしても重要です。正しい立ち上がり動作を反復することで、足の筋力がつき、歩行や階段昇降などにも役立ちます。
今回は、正しい立ち上がり動作と、それをする上で役立つ立ち上がり補助具を紹介します。
記事を読む価値
- 正しい立ち上がり動作が理解できます。
- 正しい立ち上がりの介助がわかります。
- おすすめの立ち上がり補助具を紹介します。
それでは早速、見ていきましょう。
立ち上がり初期(重心が前方に移動する相)が大事


立ち上がろうとするこの瞬間に重要なのは、重心移動です。
臀部にある重心の位置を、足部にまで前方移動して初めて、立位姿勢へと変わっていけます。
重心を前方に移動させるには、体幹をしっかり前傾させます。
また骨盤も前傾し、背骨はしっかり伸びます。
骨盤が後傾していても立ち上がれないことはないですが、非常に効率の悪い動作になります。
立ち上がりが上手くいかない人の多くは、この前方への重心移動に失敗しています。
よって立ち上がり練習では、この前方への重心移動をいかにうまく患者さんに習得してもらうかが鍵となります。
正しい立ち上がり介助
例えばL字手すりを引っ張りながら立ち上がっていたり、介助者の手を引っ張りながら立ち上がるような動作です。
手で引っ張って立ち上がろうとすると、前方への重心移動が不十分になります。
臀部にある重心の位置を、足部にまで前方移動できていないことが多いです。
また体幹の前傾や、骨盤の前傾も不十分な状態です。
よって立ち上がり時の手は、引くのではなくて押します。
手すりも"押す"ことで立ち上がりがしやすい位置に設置します。
立ち上がり動作だけではなく、人の自然な生活動作で、手で引く動きはありません。
起き上がりや杖歩行でも手で押すことで体を支え、正しい動作を行えます。
おすすめの立ち上がり補助器具
僕のおすすめの立ち上がり補助器具はこちら、"サポートスタンド"です。


立ち上がる時に"手で押す"動作がしやすい補助具です。
自分の立ち上がりやすい位置に設置できます。
重さ約2.3㎏と軽量で、且つ丈夫なスチールタイプ製なので安定感もあります。
ちなみに2.3㎏とは、2リットル入りのペットボトル約1.2本分です。
適度な重さと、持ち運びも可能なので、使いたい場所に持ち運んで使えます。
- 立ち上がりをサポート
- 足腰の負担を軽減し、立ち上がりを補助
- 高さ60センチ
- 床からの立ち上がりにちょうど良いロータイプ※
- 2段階の手すり
- 低い姿勢からの立ち上がりを2段階で補助する手すり
- 丈夫なスチール製で且つ、重さ2.3KGと軽量で持ち運びも可能
- 靴の脱ぎ履き、寝室の起き上がり、和室での立ち上がりに便利
※ロータイプとは、家具のサイズの高さ部分が従来の平均的な高さに比べて低いと言う意味です。
こんな場所で大活躍


玄関:靴の脱ぎ履きの時の立ち座り
和室:和室やフローリングの床に座った時
寝室:布団やベットから起き上がる時
トイレ:トイレに置いて手すりとして
商品の詳細


- 外寸(約):幅43×奥行39×高さ60㎝
- 持ち手幅(約):32㎝
- 内寸1段目(約):28.5㎝
- 内寸2段目(約):31.5㎝
- フレーム太さ(約):25Φ
- グリップ部太さ(約):34Φ
- 耐荷重(約):50㎏
- 製品重量(約):1.9㎏
- 梱包重量(約):3.4㎏
- 主材:スチールパイプ
- 粉体塗料:EVA(グリップ)
レビューを紹介
☆4~☆5の良いレビューを3つ紹介します。
では逆に☆1の悪いレビューも載せておきます。
でも下記のような返信が来ていました。
いかがだったでしょうか。
椅子からの立ち上がりだけではなくて、床からの立ち上がりにも役立ちます。
まだまだ床で寝ている高齢者も多く、そんな人にも役立つ商品だと思います。
僕は良く利用者さんには提案させてもらっています。
当ブログサイトでは色々な補助具を紹介しています。
もし興味があればこちらの記事も合わせて読んでみてください。【作業療法士監修】脳卒中後遺症による手指の拘縮にはハンドクッションがおすすめ【握ぎるだけで力が抜ける】
それではこれで終わります。
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