人間関係をどうしたら改善できるか、で悩んでいる人。
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。先日、以下のようなツイートをしました。
介護現場では「あの人は苦手」というスタッフとでくわすことが多い。もし関係性を改善したいなら、しんどいけど努力が必要。自分の接し方を変えれば、相手も変わり関係性が良くなる場合もある。努力してもだめなら割り切ろう。「2:6:2の法則」で、頑張っても2割の人には嫌われます。
— とも@介護士ブログを運営 (@tomoaki_0324) December 15, 2022
介護現場では「あの人は苦手」というスタッフとでくわすことが多い。
もし関係性を改善したいなら、しんどいけど努力が必要。
自分の接し方を変えれば、相手も変わり関係性が良くなる場合もある。
努力してもだめなら割り切ろう。
「2:6:2の法則」で、頑張っても2割の人には嫌われます。
苦手なスタッフが同じ職場にいると、毎日しんどいです。できることなら関係性を改善することをおすすめします。
【介護職の悩み】辛い人間関係を改善していきたい人の"心得"をお伝えします。
筆者
記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。
日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職にとって必要な情報をシェアしていきたいと思います。
この記事を読む価値
- 部下との関わり方がわかります。
- 苦手意識の改善策がわかります。
- 気持ちが楽になります。
早速、見ていきましょう。
上司と部下の関係性を改善したい場合
部下に対して"イラッ"としていまう主な原因は、以下のような「部下に対する不満」が多いです。
- 頼んだ仕事ができない
- ミスが多い
- 周囲からの評判が悪い
- 注意しても改善しない
- 報連相がない
そんな不満を軽減できる方法を2つご紹介します。
「あの人はできない」「あの人は苦手」などを決めつけない
そんな人でも必ず良いところはあります。
例えば「ミスは多いけど、人一倍動く」「頼んだ仕事を優先しないけど、利用者さんへの接し方は丁寧」など。
「そんなところもあるけど、実はこんな良いところもある」と考えて、1日一つでもいいので、部下の「良いところ」を探すようにしましょう。
そうすると接し方が変わり、部下の見方も変わってきます。
指導は前向きに、一緒に考える姿勢&肯定的な言葉で
指導するときは、部下を「できない」「理解してもらえない」「言ったところで改善しない」と見なすのではなく、
「どうしたら相手が理解できるか」「どう伝えたら改善してもらえるだろうか」に重点を置いて、前向きな言葉で伝えるようにする必要があります。
「私は○○○してほしいと思っています」という言い方です。
反対は"YOU(ユー)メッセージ"です。
Iメッセージは主語が"私"でYOUメッセージは主語が"あなた"です。
例えば、書類の出しっぱなしを改善してほしいとき、「出した書類は戻しなさい!」この言い方だと「出した書類を戻さないあなたはダメな人だ」と伝わります。
それをIメッセージに変えるとこうなります。
「出した書類を戻してもらえると、私は安心できます」
この言い方だと、あくまで自分の気持ちや感情を述べているに過ぎません。
相手を責めることもありません。
相手にしてみれば、命令されているわけではないので、選択権が残されています。
そのまま、書類を放っといてもいいし、片付けてもいいし、相手次第です。
でも多くの人は、命令されたわけではないのに、片付けようという気が起きます。
これで初めて、部下は「聞く姿勢」ができます。
苦手なところや出来ないところをどうしたらできるようになるか、前向きに一緒に考えるという視点で始めてください。
部下に対する感謝の気持ち、自ら率先してやっている姿を見せましょう。
また部下は普段から上司の言動を見ています。
「言うだけで自分はやらない」「高圧的」「清潔感がない」などの理由から、部下が上司に対して苦手意識を持つこともあります。
見られているという意識をもって行動し、自分の言動を客観的に見直すことも需要です。
同僚同士の関係性を改善したい場合
上司と部下のケースと同様に、さまざまな感情があります。
相手を苦手だと感じるきっかけの多くは、自分が求めていることと違う感覚があったときや、価値観の違いを感じたときです。
例えば「あの発言はおかしいでしょ」「普通はあんな言い方しないよね」などでしょうか。
それがだんだんエスカレートしていくと、「苦手」から「嫌い」に変わっていき、ひどい場合は「いじめ」にまで発展してしまいます。
まずは相手の言うことを受け止める努力をしてみましょう。
すべての人が自分と同じではないという考えを基本とし、相手の言うことを「そういう考えもあるよね」と受け止めるようにします。
また、相手を理解しようと努めることも必要です。
とてもしんどいとは思いますが、もしその相手に対して指摘し合える関係性を望むなら、相手を理解し距離感を縮める努力をしなければいけません。
距離感が遠い状態で指摘し合うと、さらにギクシャクしてしまいます。
他には、仕事のやり方の違いに困っているときもあります。
そんな時は上司に相談し、再度手順を統一してもらうようにしましょう。
NG対応はこの3点です。
- 相手のやり方・考えを否定する
- 頭ごなしに「違う」と感情的になる
- 無理に相手に合わそうとする
無理に相手に合わそうとすると自分自身がだんだんと疲れてきて、ストレスが溜まっていきます。
もし努力しても人間関係を改善することができないなら…「職場は仕事をする場所」と割り切りましょう。
無理に仲良くなろうとする必要はありません。
人間関係には、「2:6:2の法則」があります。
どんな人でも2割の人のは好かれ、6割の人は中間、残りの2割の人には嫌われるというものです。
「苦手な同僚がいるのは、自分だけじゃないんだ」、「努力して好かれようとしなくても良いんだ」と考え、気持ちを楽に持つようにしましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ギクシャクした関係のままでは、連携がとれず利用者さんも不利益を被ります。
「嫌い!」と拒絶せずに、まずは少しでも関係性を築けるように努力してみてはいかがでしょうか。
もし「いじめ」や「パワハラ」にまで進展している場合は、なかなか関係性を修復するのは難しいかもしれません。
そんな場合は思い切って転職するのもありです。
でも簡単に転職するのではなく、「最終的には"転職"という切り札がある」と頭に置きながら、人間関係の修復に努力するなら、それが次の職場で役立つこともあります。
今回お伝えした内容が少しでもお役立てできれば嬉しいです。
最後に転職についてのブログ記事を紹介します。
もし興味のある人は、こちらの記事も読んでみて下さい。【介護職】転職回数の多い場合は採用に不利になるのか?【結論:どのような施設を選ぶかによります】
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