【介護施設】マスク着用は施設の信用に繋がります

【介護施設】マスク着用は施設の信用に繋がります

筆者

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

介護施設は基礎疾患がある利用者さんが大勢集まる場所です。

そのような人が新型コロナを罹患すると重症化するリスクが高いです。

もし介護施設側がマスク着用の方針をゆるめ、マスク未着用の利用者さんからクラスターが発生するような事態になると施設の信頼が低下します。

世間は緩和期に入っていますが、介護施設が気を緩めるようなことがあってはいけません。

この記事を読む価値

• 実際の介護現場はどうなのかがわかります。
• 介護施設が今すべきことがわかります。
• 感染対策として重要なことがわかります。

 

早速、見ていきましょう。

実際の介護施設の現場では…

例えばデイサービスではいろいろな場面があります。

要支援Ⅰ、もしくはⅡの利用者さんからは「もうアクリル板は外してもよいのではないか」とか「リハビリ中にマスクをつけるのは苦しいから外したい」といった意見が出ます。

また普段はマスクを外している利用者さんも多くなり、そのままマスク未着用で来所しようとする人も増えてきています。

実際に我々職員側も「いちいち注意するのも面倒くさくなってきた」、「少しぐらいならよいのではないかな」と気が緩んできているケースもあります。

先日、レク中に「マスクをつけたままではできない！」とスタッフの注意を聞かずにマスクを外される利用者さんもおられました。

このような状況で、施設側はどのような姿勢を示せばよいでしょうか。

5類でも感染対策ですべきこと

政府全体の方針として、個人の主体的な判断に委ねていくことが基本という原則を紹介。そのうえで、「重症化リスクの高い高齢者が多くいる介護現場の職員には、マスク着用を推奨する」と明記した。介護保険最新情報のVol.1146

これをもとに自施設の基本的な方針も明確にしておきます。

【基本的な感染対策に対する方針】

新型コロナウイルスに対する感染対策に変更はありません。

利用者様には以下の事項をお願いします。

感染の早期発見と体調不良時の対応が重要

陽性のスタッフや利用者さんが1日でも介護施設を利用すれば、クラスターにつながる恐れは未だ変わりません。

スタッフは出勤前の検温や、利用者さんにはご来所前に体温や体調をお伺いすることを忘れてはいけません。

利用者別の重症化リスクを把握

重症化リスクが高い利用者さんをリスト化しておくのも重要です。

もし可能なら、そのような方を同じテーブルにしたり喚起の良いところにいていただくなど配慮することもよいかもしれません。

そしてそのような方はできるだけ個別に対応し、感染リスクを極力低くするような取り組みも大事です。

このような努力が必ず施設を守ることにつながるし、信用も高くなります。

まとめ

「もう5類だし、そこまでしなくてもよいのでは」と思われるかもしれません。

でも高齢者は重症化のリスクが高いことに変わりはありません。

職員と利用者様が引き続き安心・安全に過ごせるよう、できる感染対策はしっかり実施していきましょう。

最後に、日本医師会がだしているポスターを載せておきます。

こちらを施設の出入り口に貼っておくのもよいかもしれません。

医療機関、介護施設等でのマスクの着用のお願い【ポスター A3サイズ】

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こちらでは以下のような【介護施設の必須研修】の研修資料を書いています。

研修資料作成にお役立てできるかと思いますので是非ご覧ください。
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