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転職に至る労働環境の問題

【介護施設】上司にパワハラされたと感じたら迷わず相談するべき理由【よくみられる事例あり】

「上司からパワハラをうけている」と感じて悩んでいる人。

パワハラまがいなことをされているのでしんどい。もし労働基準監督署などに相談したら、今の職場では働きにくくなりそう。役職者に相談しても改善されない。どうしたら良いかわからない。
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こんな悩みのある人に向けて記事を書きます。

こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。介護職はただでえ利用者さんに気を使う仕事。

僕は「ハラスメントが改善されない、人間関係が悪い」という職場からは、すぐに転職すべきだと思っています。

本日のテーマ

【介護施設】上司にパワハラされたと感じたら迷わず相談するべき理由【よくみられる事例あり】

筆者

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスに転職し管理者を4年、そして今は4施設の統括部長を兼務しています。僕は人間関係を何よりも大事にマネジメントをしています。

読者さんへの前おきメッセージ

未だにハラスメントが飛び交うような職場では頑張る価値がありません。なぜならハラスメントを改善しないような職場はいつかスタッフが労働基準監督署へ相談したり、または内部告発などが生じます。そうなるとあなたにまで被害が生じる可能性もあります。

もし少しでも「ハラスメントを受けている」と感じたら相談窓口へ相談し、改善がみられないなら転職を考えるべきだと思います。この記事では、この点について深掘りして解説していきたいと思います。

この記事を読む価値

  • 「パワハラ・セクハラ防止措置」の内容がわかります。
  • 会社が必ずやるべきことがわかります。
  • 「パワハラされている」感じたらどのように行動すべきかわかります。

 

早速、見ていきましょう。

「パワハラ・セクハラ防止措置」の義務化

パワハラ
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令和2年6月にパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法) が施行されました。

また令和4年4月1日よりすべての企業において、事業主にはパワハラ・セクハラ防止のために以下のような措置が義務付けられました。

ハラスメントに対する義務
  • ハラスメントについての方針の明確化およびその周知・啓発ができているか
  • 相談体制の整備ができているか
  • 職場におけるハラスメントへの事後の迅速かつ適切な対応ができているか

※育児休業の申し出、取得を理由に事業主が解雇・退職強要、正社員からパートへの契約変更などの不利益な取り扱いは禁止。
また、事業主には上司や同僚からの休業に関するハラスメントを防止する措置も義務化。

実行せず、また厚生労働省からの勧告にも従わない場合は、その旨の公表や20万円以下の過料などさまざまな罰則を受ける恐れがあります。

このように会社はハラスメント防止策に取り組む必要があります。

でも介護業界ではまだまだ「ハラスメントが改善されない、サービス残業や強制的な休日出勤がある」などがみられます。

そしてそのような会社はそれだけに収まらず、「給料も安く、昇給も少ないし、休日数も少ない」などスタッフへの扱いが悪い傾向があります。

あなたの働く会社はいかがですか?

会社がハラスメント防止のためにやるべきこと

二人が意見を出し合い、仕事をしている場面
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全職員が働きやすい環境を提供し、職場でのハラスメントについての認識を共有するためには、管理者、職員向けの研修の実施が必要です。

ハラスメントをなくし、職員が個人の問題として抱え込むことを防ぐためにも重要な取り組みです。

特にリーダーや管理職はパワハラに関して、どこまでが指導で、どこからがハラスメントになるかの境界線を理解しておくことは必要です。

また会社内で相談窓口の設置も必須です。

職員がパワハラを感じた際に、気軽に相談できる窓口があり、それが周知されている必要があります。

ちゃんとしている会社はこのような取り組みをしています。

そんな会社で働きたいと思いませんか?

パワハラの定義【パワハラ事例から考えます】

顎に手をつき、悩んでいる男の人

具体的に、どのようにハラスメントを解決していくか、事例を交えながら紹介します。

以下は、よくみられるパワハラ事例です。

これが「どのようにしてパワハラと判断できるか」そして「同じような環境であるなら、あなたがするべき行動」を紹介します。

指導者が特定の職員Aさんだけに、どんどん新しい業務の指示を出します。

誰もが嫌がるような書類の整理やファイリングなどをAさん一人で担当するよう言われ、明らかに偏っています。

Aさんだけ残業時間もかなり増え、帰宅も遅くなり、業務がすべて終わらないことも出てきます。

できないと「この程度か」「こんなこともできないのか」と揶揄されます。

役職者が指導者に注意しても「Aさんの成長のために言っている」「口出ししないでほしい」と言い、誰も手が付けられません。

Aさんは疲労と精神的なダメージで業務にミスがみられるようになってきました。

まず「このようなケースがパワハラなのか?」を考えてみます。

「パワハラだ」と判断されるには、「パワハラの定義をすべて満たすか」を確認します。

定義は以下の3要素です。

パワハラの定義
  1. 優越的な関係を背景とした⾔動
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えている
  3. 労働者の就業環境が害されるもの

今回の場合、上司と部下という関係で、Aさん一人だけ残業が増え帰宅が遅くなり、疲労や精神的ダメージがみられます。

条件をすべて満たしているため、パワハラと判断される可能性が高いです。

「でもだれも手が付けられないため、会社も守ってくれない。見て見ぬふりをされていると感じる」。こんなケースは多いと思います。

パワハラを我慢していると、更にエスカレートする可能性もあります。

とも
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「会社が何もしてくれない」という場合は、外部の相談窓口への相談してみましょう。

相談したからと言って、すぐに会社へ連絡がいくわけではありません。

もちろんあなたの許可を得てから連絡がいく段取りになっています。

相談窓口をのせておきます。厚労省HP(ハラスメント相談窓口)

そしてその結果、もし働きにくさを感じるなら転職を考えてみてもよいかもしれません。

もし上司が「外部に相談するややこしい人だ」という態度をとられるなら、もうそんな会社にこだわる必要はないと僕は思います。

おわりに

コミュニケーション

介護現場において「スタッフ同士の信頼関係」は重要です。

信頼関係があれば、上司から少々厳しいことを指摘されても「ハラスメント」だと感じないはずです。

上記のようなパワハラの場合も、上司とAさんの信頼関係はありません。

信頼関係のない、ギスギスした会社ではいくらハラスメント防止対策をしていてもハラスメントまがいなことは生じます。

信頼関係を築くには、日ごろからのコミュニケーションを意識していくことが重要だと思います。

あなたの働いている会社では、コミュニケーションを大事にしていますか?

また施設長や管理者はコミュニケーションをとろうと意識していますか?

そういう視点で仕事をしてみてもよいかもしれません。

また部下育成についても、上司とAさんが一緒に「どのような人材になりたいのか、なってほしいのか」を考え、共有する必要があります。

そういう段階を踏まえていると、多すぎる業務量なのか、成長ためには必要なことなのかを判断する材料にもなります。

このような環境なら頑張る価値はある会社ですよね。

今回は、パワハラや人間関係で悩んでいる人に向けて記事を書きましたが、それ以外にも介護職が退職を決意する理由があります。

別の記事で具体的に書いていますので、こちらも読んでいただけると嬉しいです。介護職が退職を決意する理由とは?4つの原因を解説【当てはまるなら、転職しましょう】

それではこれで終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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tomoblog
介護士の資格取得/スキルUP/転職について記事を書きています。 作業療法士/介護福祉士/ケアマネージャー資格等の保有