「転職するときって、転職先で給料の交渉とかするのかな」と疑問に思っている人。
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。僕は普段、採用担当の業務もしていますが、近ごろ、面接時に給料交渉をしてくる人が増えてきました。
【介護職】転職で給料を上げるには交渉はするべき?【給料交渉に必要な情報を具体的に解説】
筆者
記事を書いている僕は、回復期病院で6年、その後介護現場で10年ほど働いています。現在は介護福祉士と作業療法士を取得し、4事業所の統括をしています。介護業界で働く人に向けて役立つ情報を記事にして発信しています。
読者さんへの前おきメッセージ
結論からお伝えすると、介護職は転職する場合、給料の交渉はすべきです。
意外と介護職って自分の給料に慎ましすぎる人が多い印象です。でも一般企業では給料交渉なんて普通ですし、介護職も自分の能力にあった賃金をもらうべきだと僕は思います。
ちなみに介護職の平均給与(常勤)は、令和2年で月額給与の315,410円、令和3年で323,190円となっています(参考:厚労省HP)。
あなたの給料はいかがでしょうか?転職後に後悔しないように給料交渉に前向きに向き合ってみてはいかがでしょうか。
この記事を読む価値
- 介護職も給料交渉をすべき理由がわかります。
- 給料交渉にはどんな準備が必要かがわかります。
- 実際に給料交渉はどのようにすればよいかがわかります。
早速、見ていきましょう。
自分の能力や経験に見合った給料をもらうことが大切
介護という仕事は、ストレスが強くかかる仕事である一方で、十分な技能や知識も必要で、そして責任ある仕事であるため、自分の能力や経験に見合った給料をもらうことが大切です。
また、介護職は肉体的・精神的な負担が大きく、長時間労働や休日出勤がしばしばあります。
よって、十分な報酬を受け取ることが、仕事に対する責任感やストレス耐性を高め、長期的に業務に取り組むことができるようになります。
最近では、介護職員の不足が問題視されており、より高い報酬を求める声が高まっています。
介護職の責任と重要性を考慮すると、適正な報酬が支払われることは、職員の確保や定着にもつながります。
したがって、介護職として働く人は、自分の能力や経験に見合った報酬を受け取ることが、モチベーションや職務への取り組み方に影響を与える重要な要素であると言えます。
また、高齢化が進み介護職の需要が高まっている現在では、求人数が増えています。
そのため、転職先の施設や企業によっては、あなたに合った条件での採用にでも可能な場合は増えていると考えられます。
気持ちよく、やりがいをもって働くためにも、給料交渉は是非やってみましょう!
給料の交渉には準備が必要
転職先で適正な報酬を得るために、以下のポイントを考慮する必要があります。
- 自分のスキルや経験を理解する
- 業界の平均給与を調べる
- 転職先の市場価値を調べる
- 転職先の待遇や福利厚生を調べる
- 長期的な視野を持つ
具体的に見ていきましょう。
自分のスキルや経験を理解する
自分が持つスキルや経験を正しく理解し、それらがどのように役立つのかを明確にします。
経験、資格、役職歴などを説明できるようにまとめておきます。
自分の持つスキルや経験をアピールすることで、転職先における自分の価値を高めることができます。
業界の平均給与を調べる
自分が転職する業界の平均給与を調べることで、相場に合わせた給料を提示することができます。
地域によって若干変わります。
自分が住んでいる地域の平均給料を調べましょう。
平均給料を知り、また自分のスキルや経験に見合った給与水準を知ることで、自信を持って交渉することができます。
転職先の市場価値を調べる
転職先の職種の平均給与、および同じ役割や業務内容の人の給与など、市場価値を調べることも重要です。
このような情報を把握することで、「そもそも給料交渉をすることは意味があるのか」を知ることができます。
そして転職先の給与水準が自分にとって適正であるかどうかを判断することもできます。
転職先の待遇や福利厚生を調べる
給与だけでなく、待遇や福利厚生についても、転職先でどのような条件が提供されるかを調べるます。
例えば、退職金や健康保険、労働時間、休暇制度などがどのようになっているかを確認することで、自分にとって最適な条件を求めることができます。
また報酬の形態によっては、給料が低くても福利厚生が充実している場合があります。
福利厚生が充実している会社で働くことで、家庭やプライベートの充実にもつながることがあります。
介護施設の福利厚生について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。介護施設の福利厚生を徹底解説【モチベーションアップにつながる福利厚生のいい企業の選び方】
長期的な視野を持つ
給料交渉は、長期的な視野を持って行うことが大切です。
その時の給料だけを追求すると、将来的なキャリアアップの機会を逃すことになる場合もあります。
例えば、「給料交渉によってはじめは良い給料でも、この会社にはキャリアパスがないため昇給がない…」なんて場合もあります。
そうなるとモチベーションもあがりませんよね。
自分がその会社で長く働くことを考えて、将来的な評価や昇進などのキャリアアップの可能性も交渉のポイントとして考えましょう。
以上のように、介護職が転職する際には、適正な報酬を得るために、十分な準備を行うことが重要です。
また、転職先によっては、給与交渉を行うことが難しい場合があるため、自分の条件や要望を明確にしておくことが重要です。
給料交渉時に気をつけるべき点
さらに、相手の言動や反応に注意を払い、柔軟な対応を心掛けることも大切です。
給料交渉時に気を付けるべき点を、以下のようにまとめました。
- 適切なタイミングを選ぶこと
- 相手の立場を考えること
- 自信を持って交渉する
- 自分の強みをアピールする
具体的に見ていきましょう。
適切なタイミングを選ぶこと
給料の交渉は、採用決定が出た後、入社前の段階で行うことが多いです。
しかし、採用面接で給料の話が出た場合や、求人情報で提示されている給料に納得がいかない場合は、面接の際に交渉することもできます。
ただし、求人情報に給料が明示されていない場合には、採用決定後に給料交渉を行うことが一般的です。
相手の立場を考えること
給料交渉は、相手との関係を損ねることもあります。
むやみやたらと主張するのではなくて、相手の立場や事情にも目を向け、相手が納得できる給料を提示するように心がけましょう。
「即答ができない」と言われたなら、「ご無理を言い、申し訳ありません」と相手に敬意のある態度で接しましょう。
自信を持って交渉する
給与交渉は、自分自身の能力や経験に見合った適正な報酬を得るための重要なスキルです。
自信を持って自分の意見を主張することで、転職先との交渉がスムーズに進むことができます。
自分の強みをアピールする
自分の経験やスキル、成果を具体的にアピールすることで、自分に見合った給料をもらうことができます。
自分の強みを伝えることで、相手が自分に対して期待値を高めることができます。
以上のように、給料交渉には多くの注意点があります。
自分の状況や希望をよく考え、冷静な判断を行いましょう。
給料の交渉は自分でするべき?それとも転職サイトを使うべき?
転職サイト・エージェントを使うことで、自分の市場価値や、同業他社の給与水準などを正確に把握することができます。
転職サイト・エージェントを活用して、より正確な情報を把握したうえで、あなた自身が給料交渉に臨むことをおすすめします。
でも僕は、給料の交渉は自分自身で行ったほうが良いと思います。
自分自身で交渉を行うことで、自分の希望や状況を正確に伝えることができますし、自分の価値をアピールすることもできます。
僕は転職サイトの担当者に「自分で給料交渉をしたい」と伝え、転職先にその旨を転職サイトの担当者から「給料の交渉をされたい方です」と伝えてもらいました。
そういった使い方もできますよ。
転職サイトは給料交渉以外にも、多くのサービスを無料で使うことができます。
もし興味があればこちらの記事もご覧ください。【介護職・医療職の転職者必見】転職で失敗しない為には転職サイト・エージェントを使うべき理由
自分で交渉する場合のメリットとデメリット
「給料の交渉を自分自身で行うか、それとも転職サイトやエージェントを使うか」で迷った場合の参考にしてください。
まずは自分で交渉する場合のメリット・デメリットです。
自分で交渉する場合のメリット:
- 自分の希望や状況を正確に伝えることができる。
- 自分の価値をアピールすることができる。
- 相手との対話を通じて、相手の考えや状況を理解することができる。
自分で交渉する場合のデメリット:
- 自分の市場価値や、同業他社の給与水準などを根拠にして交渉することが難しい。
- 自分の希望を上手に伝えられない場合、相手の反応が悪くなる可能性がある。
- 自分が感情的になってしまい、冷静な判断ができない場合がある。
次に転職サイトに交渉をお願いする場合のメリット・デメリットです。
転職サイトを利用する場合のメリット:
- 報告を受けるだけなので、ストレスや余計な緊張がない。
- 自分の市場価値や、同業他社の給与水準などを根拠に交渉できる。
転職サイトを利用する場合のデメリット:
- 転職サイト担当者の交渉技術が乏しい場合がある。
- その場に自分がいなかったため、細かいニュアンスがわからない。
- 転職サイトに頼りすぎて、自分自身の判断力や交渉力が低下する可能性がある。
以上のように、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
自分自身の能力や状況を考慮し、どちらが自分にとって最適かを判断しましょう。
もし転職サイト・エージェントを使う場合、良い転職サイト・エージェントはこちらの記事で紹介しています。【最新2023年版】介護職おすすめ転職サイト・エージェントBEST3【特徴、口コミあり】
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