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グループホームの必須研修【年間研修計画を紹介します】

とも
とも
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。この記事をみることで、あなたが働く施設に、どのような研修が必要なのかがわかります!

筆者(とも)

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

グループホームでは年間研修計画の作成が義務付けられており、適切に計画し、確実に実施することが求められます。

本記事では、年間研修計画の作成ポイントや、研修内容の具体例を紹介します。

また、情報公表調査で確認される研修項目や、義務化された研修についても詳しく解説していきます。

日々の業務に役立つ実践的な研修を計画し、スタッフ全員で質の高い介護を提供できるよう、一緒に学んでいきましょう。

研修計画を立てる

研修を行うにあたり、年間の実施計画を作りましょう。

研修計画には、次ような内容を含めましょう。

  • 実施月
  • 研修科目(研修名)
  • 講師担当者(内部で実施する場合)

 

計画を立てたら、計画通りに研修を実施し、実施記録を保管します。

実施記録とは、

  • 実施日
  • 研修内容
  • 受講者
  • 講師担当者を明記した書類
  • 研修に使用した資料
  • 研修参加者によるレポート

 

などです。

そして、指針・計画書・実施記録を研修ごとにファイルにとじておくと、運営指導の際にすぐ提出し、確認できるようになります。

情報公表調査で確認される研修項目

まずは、情報公表調査で確認される研修項目から確認していきます。

情報公表調査の続き

介護サービス情報公開総合サイトより引用
グループホームは「認知症対応型共同生活介護」

情報公共調査とは、介護保険法に基づき1818年4月からスタートした制度で、利用者さんが介護サービスや事業所・施設を比較・検討して適切に選ぶための情報を、都道府県が提供する仕組みです。

この情報公共調査の結果は、「介護サービス情報公表システム」に反映され、それを使うことで、インターネットでいつでも誰でも気軽に情報を入手することができます。参考:厚労省HP

言い換えると、上記ような研修をしっかりこなしている事業所や施設が、利用者さんに選ばれ、今後生き残っていく事業所・施設になるわけです。

そして、それぞれに当たる研修の資料を、ブログやYoutubeで公開しているので、是非参考にしてください!

介護施設が必ず必要な研修

令和6年4月1日からから、業務継続計画(BCP)等が義務づけられました。

次の表を参考にしてください。

通所介護等 必須研修通所介護、通所リハビリテーション、訪問介護、訪問看護、ショートステイ、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護
グループホーム等 必須研修グループホーム、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療員、特定施設入居者生活介護

尚、小規模多機能型居宅介護と看護小規模多機能型居宅介護は、令和6年度より身体拘束等の適正化が義務づけられました。

グループホームの必須研修をまとめると、次のようになります。

【グループホームの必須研修】

業務継続計画(BCP):採用時とは別に、年2回以上

感染症対策:採用時とは別に、年2回以上

高齢者虐待防止:採用時とは別に、年2回以上

身体拘束:採用時とは別に、年2回以上

そして、それぞれに当たる研修の資料をブログやYoutubeで公開しているので、是非参考にしてください!

また、全産業に必須となった【ハラスメント防止研修】や、介護施設では必要不可欠な【新人教育マニュアル】も別の記事にしていますので、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

年間研修計画例

年間研修計画の例を作ってみました。

参考になれば幸いです。

実施月
研修科目
講師担当者
受講対象者
研修概要
実施形態
備考
完了チェック
4月
新入職員研修
A
新人職員
新入職員へのオリエンテーション
集合
5月
認知症ケア研修
B
介護職員
認知症の基礎知識とケア方法
オンライン
6月
感染症予防研修
C
全職員
感染症の予防と対策について
集合
7月
BCP研修
D
管理者・リーダー
BCPの基礎と対応策
動画視聴
8月
緊急時対応研修
E
全職員
出血・急変・意識消失時等の対応
集合
9月
虐待防止研修
F
全職員
高齢者虐待防止に関する知識
オンライン
10月
ハラスメント研修
A
全職員
利用者さんからのハラスメント対策
オンライン
11月
身体拘束研修
B
全職員
緊急やむをえない場合について
集合
12月
プライバシー研修
C
全職員
介護施設におけるプライバシーとは
オンライン
1月
事故対応研修
D
全職員
転倒・誤嚥・徘徊等の対応
動画視聴
2月 虐待防止研修 E 全職員 事例検証 動画視聴
3月
倫理・法令研修
F
全職員
高齢者虐待防止に関する知識を学ぶ
オンライン

補足:認知症介護基礎研修の義務化

介護に直接かかわる職員のうち、医療・福祉関係の資格を持っていない職員に対して【認知 症介護基礎研修】を受講させること(採用から1年以内)が、令和6年4月1日から全サービスで義務付けられています。

認知症介護基礎研修の受講が免除となる資格者は次のようになります。

看護師、准看護師、介護福祉士、ケアマネジャー、実務者研修修了者、介護職員初任者研修修了者、生活援助従事者研修修了者、 介護職員基礎研修過程修了者、訪問介護員養成研修一級課程.二級課程修了者、社会福祉士、医師、歯科医師、薬剤師、理学療法士、 作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、管理栄養士、栄養士、あん摩マッサージ師、はり師、きゅう師 等

認知症基礎研修の内容・受講時間・受講方法などを知りたい方は、こちらのブログを参考にしてください。

おわりに

いかがだったでしょうか。

このtomoblogは、介護施設に必要な研修記事やマニュアル記事を定期的にあげています。

そして、この研修一覧記事も、それに合わせてアップデートしていきます。

あなたの働く事業所・施設で研修やマニュアルが必要になった際、「そういえばtomoblogがあったな」と思い出していただければ、幸いです!

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