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転職に至る労働環境の問題

介護職と子育ての両立を叶えるためのヒント!【出産予定ママ・子育て中のママ必見です】

そろそろ妊娠や出産を考えているのだけど、子育て中で正社員として働くのは無謀なのか…。社会制度はどのようなものがあるのだろう。うちの会社では、そのような制度を使えるのだろうか。子どもも欲しいけど、出産後の仕事が心配…
とも
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こんな悩みのある人に向けて記事を書きました。

こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。僕の働く法人では30代の子育てママが多く、制度をうまく使いながら現場を回しています。

本日のテーマ

介護職と子育ての両立を叶えるためのヒント!【出産予定ママ・子育て中のママ必見です】

筆者

記事を書いている僕は、作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、医療・介護職に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。

読者さんへの前おきメッセージ

子育てと仕事を両立しているママは年々増加しています。特に介護業界ではシングルマザーも多く、子育ても仕事も一生懸命頑張っておられます。しかし、会社によっては常に人手不足で子育てママに厳しい条件を突きつけるところもあります。この記事では子育てママが働きやすくなるための情報をまとめました。少しでも参考になれば幸いです。

この記事を読む価値

  • 子育てを支援する制度について詳しく知ることが出来ます。
  • 子育てをする上で、どんな会社が働きやすいかがわかります。
  • 子育てと仕事の両立するための心構えがわかります。

 

早速、見ていきましょう。

妊娠・出産・育児期の両立支援制度を詳しく理解しよう

とも
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まずは制度をしっかり理解しておきましょう。

子育て中のママが介護職として働き続けるための支援制度はいろいろあります。

もちろん法律上に定められたものなので、条件を満たす人はだれでも使うことが出来ます。

でも意外と知らない人が多く、制度を使っていないことが多いです。

企業側も積極的に発信していない場合が多い印象です。

ちゃんと確認して、使える制度は使っていきましょう。

両立支援制度の概要

画像引用:厚労省HP

少し図が見にくいので、以下に詳しく記載していきます。

労働時間を短縮したい従業員が利用できる制度

以下、5つの制度があります。

育児時間

子どもが1歳になる前に母親が復職した場合、通常の休憩時間の他に、1日2回、それぞれ30分間の育児時間を請求できる制度です。

その時間を使い、保育園の送迎に充てるなど活用できます。

なお、父親は利用できません。

短時間勤務制度

「業務時間を短く設定したうえで正社員として雇用される制度」を指します。

3歳未満の子どもを育てる従業員のために、企業には1日原則6時間の短時間勤務制度を設ける義務があります。

所定外労働の制限

3歳未満の子どもを育てる従業員から申請があったときは、所定外労働をさせてはいけません。

時間外労働・深夜業の制限

労働時間が法定労働時間を超える場合は「時間外労働」、法定休日に労働する場合は「休日労働」となります。

深夜労働は原則として午後10時から午前5時までの労働を指します。

小学校入学前の子どもを育てる従業員から申請があったときは、1ヵ月24時間、1年150時間を超える時間外労働をさせてはいけません。

また、深夜(午後10時から午前5時まで)も労働させてはいけません。

休業制度

妊娠・出産したら、産前産後に「産前・産後休業(通称「産休」)」が、育児期間に「育児休業(通称育休)」を取得できます。

休業制度は法律(産前産後休業は「労働基準法」、育児休業は「育児・介護休業法」)に基づいて保障されている労働者の権利であるため、就業規則に定めがない場合でも、申請があれば取得させなければなりません。

また、休業を取ったことを理由に、解雇など行うことは法律で禁止されています。

産前休業

出産予定日の6週間前から、申請すれば取得できるお休みのことです。

なお、双子以上の場合は14週間前から取ることができます。

会社は、6週間(双子以上の場合にあっては、14週間)以内に出産する予定の女性が休業を申請した場合においては、その者を就業させてはなりません。

産後休業

会社は、産後8週間を経過しない女性を就業させてはなりません。

ただし、産後6週間を経過した女性が申請した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務につかせることは、差し支えありません。

育児休業

原則、子どもが1歳になるまで申請すれば取ることができるお休みで、母親・父親共に取得可能です。

原則1歳までですが、保育園が見つからない場合は最長2歳まで、父親と母親が2人とも取れば、1歳2カ月まで延長できます。

条件を満たさないと取得が出来ないので、確認が必要です。

詳しくはこちらをご覧ください。厚労省HP

子育てママの現実と課題

あかちゃんをあやしている様子

子育て中は夜勤が出来ません。

とも
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よって未だに「夜勤が出来ないなら常勤はやめましょうか」と言ってくる上司は一定数います。

このようなことを言う上司は、【時間外労働・深夜業の制限】や【短時間勤務制度】などの制度を知らない場合が多いです。

もし可能なら制度を教えてあげるか、もしくは総務課に伝えるのが良いと思います。

それでも「非常勤に変えろ」と言ってくるようであれば、労働基準監督署に相談しましょう。

権利を主張しないと使えないなら、主張するべきだと思います。

社会制度を上手に利用することで、子育てと仕事は両立できます。

ただし主張することで、その後働きずらくなる場合もあります。

もちろん労働基準監督署は「制度を使うことで、本人が働きずらさを感じないよう配慮しなさい」と言います。

でも実際の現場では「うしろめたさを感じる」、「上司が冷たく感じる」なんてこともあります。

また現場の人手不足で時間内に業務が終わらない場合もあります。

保育園のお迎えのため、業務を途中で終えて定時で帰ると、現場から嫌がられることもあります。

介護業界は中小企業が多く、常に人手不足であるため、子育て中の従業員が制度が使えて、安心して働ける環境を整えることは、なかなか難しい面もあります。

子育てママが介護職としてのキャリアを築く方法

女性が発表している様子
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やはり子育て中は夜勤がネックになります。

僕の働く会社では、グループホーム12年目にの30代前半の子育て中の従業員がいます。

子供は二人いますが、実家が近く、ご両親に協力してもらいながら夜勤もしてます。

社員で働く場合は、やはり夜勤がネックになる為、このように協力してくれるご家族やご両親がいないと厳しい面は多いです

もし異動希望が出せるのであれば、子育て中は夜勤のないデイサービスや訪問介護などで働くのも一つの方法です。

入所施設だと「夜勤はしなくてもいいです。でももし、どうしても人手が足りないときはお願いできますか」と言われる場合もあります。

このようなケースでは、ほぼ100%、夜勤の打診がきます。

その都度断らないといけないので、従業員としてはうしろめたさを感じ、勤務しずらくなるかもしれません。

もちろん実家の両親などの支援をえられるなら、その日だけ夜勤をすることも可能です。

でも一度受けると再度打診が来るため、あまりお勧めはできません。

子どもが小さいときはデイサービスや訪問介護で勤務し、中学生や高校生になると入所施設で勤務するのがベストだと思います。

子育てママの転職の注意点と準備

書類に書いている手とペン
とも
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もし転職を考えるなら30代、40代の育児中の従業員が複数人所属している会社で働きましょう。

そのような会社なら制度もしっかり使える可能性が高いです。

また面接時に、「制度の利用は可能なのか」、また「会社独自の子育て中の従業員に対する福利厚生はないのか」などを確認する必要があります。

もし制度を使って一定日数休む場合、その穴を他の従業員が埋める必要があります。

しかし小規模の事業所だと、従業員が一人抜けると現場を回すのがかなり大変になります。

ある程度規模が大きく従業員数も多い会社に転職することをお勧めします。

転職サイトやエージェントに、このような条件で正社員で働ける会社を探してもらうのも一つの方法です。

業界に熟知しているので、あなたの条件に合った会社を見つける可能性が上がります。

転職サイトやエージェントについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。【介護職・医療職の転職者必見】失敗しない為には転職サイト・エージェントをおすすめする理由

是非一度、転職サイトやエージェントの使用を検討してみてください。

介護職と子育ての両立を成功させるためのポイント

山で黄昏ている後ろ姿の女性

介護職と子育ての両立を成功させるためのポイントは、以下のような要素があります。

両立を成功させるためのポイント
  • 優先順位の設定
  • サポート体制の確立
  • リソースの活用
  • スケジュール管理
  • 柔軟な働き方の模索
  • 自己ケア
  • コミュニケーションと協力の重要性
  • 自己成長と学習の継続

それぞれ具体的に見ていきましょう。

優先順位の設定

子育てと仕事の両方が大切ですが、どちらが優先されるべきかを明確にしましょう。

一時的にどちらかに重点を置く場合もありますが、自分自身や家族のニーズに合わせて、その都度、優先順位を設定することが大事です。

サポート体制の確立

子育ての負担を軽減するために、パートナーや家族、友人などのサポート体制を確立しましょう。

日常の家事や子供の世話の協力を頼むことで負担を分担できます。

リソースの活用

保育園や学童保育などのサービスはもちろんですが、地域の支援組織や子育て支援のリソースを積極的に活用しましょう。

意外と知られていませんが、地域によっては有償ボランティア(低額)で一定時間子どもを預かってくれる事業などもあります。

お住いの自治体HPにて、調べてみてください。

スケジュール管理

予定を立てて時間を有効に活用することが重要です。

子供の学校や保育園のスケジュールなどを考慮に入れ、家族全体のスケジュールを管理しましょう。

カレンダーやスケジュール管理アプリを活用することもおすすめです。

柔軟な働き方の模索

パートタイムや短時間勤務、在宅勤務など、自分の今のライフスタイルに合わせた、柔軟な働き方を模索しましょう。

子供のスケジュールに合わせた働き方を選ぶことができる職場もあります。

自己ケア

子育てや介護に追われる中でも、自分自身の健康とメンタルケアを怠らないようにしましょう。

十分な睡眠、バランスの取れた食事、趣味やリラックスする時間を確保することが必要です。

コミュニケーションと協力の重要性

パートナーや家族とのコミュニケーションを大切にしましょう。

互いの気持ちや考えについてオープンに話し合い、協力体制を築きましょう。

また、職場の同僚ともコミュニケーションを図り、理解と協力を得ることも重要です。

自己成長と学習の継続

介護職と子育ての両立は挑戦的な状況ですが、自己成長と学習を継続することも重要です。

業界の最新情報やトレンドを追い、自身のスキルや知識を向上させることで、仕事の満足度やキャリアの成長を促進することができます。

これらのポイントを意識して取り入れることで、介護職と子育ての両立を成功させることができます。

自分自身や家族の健康や幸福を最優先に考え、柔軟に対応しながら、バランスの取れた生活を送ることを目指しましょう。

おわりに

3人の女性がひまわり畑で楽しそうに遊んでいる

いかがだったでしょうか。

他の子育て中のママや介護職の仲間と情報や経験を共有することもおすすめです。

コミュニティやオンラインフォーラムなどで交流し、アドバイスやサポートを受けることで、新たな発見を得られる場合もあります。

自分自身をいたわり、自分の成果や頑張りを認めることも重要です。

子育てと介護職の両立は大変な挑戦ですが、その中で成長し、素晴らしい成果を出すことができます。

そして、柔軟な考え方と自己ケアを心がけながら、バランスの取れた生活を送ることを目指しましょう。

それではこれで終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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介護士の資格取得/スキルUP/転職について記事を書きています。 作業療法士/介護福祉士/ケアマネージャー資格等の保有